中高一貫校の科目

 

●中高一貫校の理科・社会
 
中高一貫校の理科・社会は高2から対策を取れば十分だと思います。
高1までは平均点以上で十分です。
物理・化学・生物などは2年間じっくりと対策をとれば、国立の2次試験でも対応できます。
センター試験なら1年間でも間に合います。
世界史・日本史・地理などは、学校で平均以上にいれば、1年間で十分に国立2次も対応できます。
センター試験なら、半年で良いでしょう。
 
理科と社会はセンター試験レベルなのか、それ以上のレベルなのかで対策が違います。
センター試験レベルなら、教科書と資料集(もしくは用語集)と標準レベルの問題集(1冊)を何度も反復すれば十分です。
それで9割取れるはずです。
応用レベルの問題集をやってから回りすると、時間の無駄になります。
 
進学校の中には、やたらと問題のレベルが高い学校がありますが、非効率になりかねません。
高2の初めに、志望校を決め、何がどのくらい必要なのか見極めましょう。
もしも一般受験で私立文系しか受けないことが決定しているなら、数学や理科は単位が取れれば良いわけです。
もちろん、そういった考えを嫌がる人はいます。
学校の先生は嫌がるでしょう。
しかし、受験は時間との戦いです。
私立文系は英・国・社で決まるので、その3科だけに、全ての時間と労力を集中すれば良いのです。
それを高2からやれば、早稲田も慶應も外しようがありません。
 
 
●中高一貫校の国語
 
中高一貫校は中2くらいで、古文・漢文を読み始めるはずです。
積み重ねの科目なので、英語同様、きちんと文法を会得しなければなりません。
ただ、英語と違うのは、取り戻すのに比較的時間がかからないという点です。
古文・漢文は白紙の状態であっても、高2から逆転は可能です。
ただ、何かと大変になるので、中学時代にやはり平均点以上はとっておきたいところです。
 
現代文・古文・漢文はセンター試験レベルでも対策に時間がかかります。
文系であれば、古文にかなり時間を割かなければならないでしょう。
基礎文法を固めた後、辞書を引きながら古文を読む作業に時間がかかるわけです。
英語に比べて配点が小さいですが、文系にしても国立理系にしても、無視できる配点ではありません。
 
一貫校の場合、古文・漢文を読む量は多いはずなので、授業に出てきた文章を完璧に理解する、というのが一番合理的です。
学校で習う文章を疎かにして塾に通ったりするのは、最も非効率です。
まずは、学校で習うものをしっかり理解することです。
多量に勉強し、理解が中途半端になるくらいなら、適量を完璧に仕上げることです。
高2から古文・漢文を少しずつ精読していく、という作業が必要なのです。
高2の段階では、簡単なもので十分です。
学校の定期試験対策とかねて精読していきましょう。
 
 

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