東京都23区内の学校別傾向と対策

  

麻布中学・高等学校
麻布中学校は御三家の一つの学校で、「自主自立」が校訓の自由な校風が特徴です。
ご存知のように中学受験での人気が高く、東大合格実績が安定しています。
高校には全員が進学でき、中学2年生からは選択科目が出てきます。
小テストなど、きめ細かいサポート体制があり、授業はハイレベルで、教科書はほとんど使いません。麻布独自のカリキュラムに対応するには、独自のプリントやサブ教材をしっかり理解して、自主的に学習を進めることが必要です。
 
英語の教材はプログレス21、中学1・2年は外国人講師が週1時間を担当します。
数学は高校生になると、「ステップ4」という教材が使用されるので、中学の間に数学の基礎をしっかり頭にいれておきましょう。
生物の授業内容は大学生レベルを中1から学び、国語は最終的には源氏物語等を味読できることを目標にしています。
 
 
跡見学園
創立100年以上の伝統のある一貫校です。
現代社会で活躍できる女性を育てることに努めています。一定以上の成績をとっていて、学校生活に問題がないなら高校へ進学できます。
全学年で英語演習を必修とし、カリキュラムは柔軟にできています。いろいろな組み合わせの科目が選択可能で、大学受験の対策が充実しています。
 
英語の教材は、「NEW CROWNT」「準拠ワークブック」です。英語に親しめる環境作りをしていて、少人数制の英会話の授業や教室に英語の本が置いてあります。またスピーチコンテストや実用英語技能検定などを校内で実施しています。高校に入ると外国人講師によるオーラルコミュニケーションが選択できます。
 
国語の教材はオリジナルで、漢文・古典の授業が徹底されています。特に漢字・語彙力に力を入れていて、漢字能力検定2級を卒業までに取得することを目標にしており、校内で「日本漢字能力検定」、「日本語運用能力検定」や年2回全校漢字試験を実施されます。

数学の教科書は体系数学、問題集は体系数学問題集です。毎日の課題として「日々の演習」というプリントがあります。
 
 
上野学園
2007年に共学になりましたが、少人数・小規模にこだわり一人ひとりに目を行き届いています。そして基礎学力の定着と学習習慣の確立を図っています。
どの教科も授業進度は一般的で、多くの時間をかけて学びます。通常授業だけでは、物足りない生徒は、放課後講座という大学受験向けの講座を受けています。
内部進学希望者は中3の9月に試験や面接を受け、成績と希望で進むコースが決まります。
特別進学コースと総合進学コースがあり、高2で変更できるようになっています。
 
英語で使用する教材は、ワークブック、トレジャー、新中学問題集、中学単語集で、公立の約2倍の時間をかけて学習します。中3になると各生徒のレベルに応じた問題演習の時間が設けられます。英検は中3で準2級を目標に全生徒が受けます。
 
数学で使用する教材は、「数学検定問題集」「精解中学数学問題集」「精解中学数学」になっています。小テストや宿題・ノートのチェックがあるので、対応できていれば問題ないでしょう。数検は全員受験しなければいけません。
 
国語は、表現力を養うために読書や行事作文、週1回の朝学習で漢字テストを行っており、公立の1.5倍以上の授業時間があります。
 
 
桜陰学園
中学受験の御三家、全国トップクラスの生徒が集まる女子校です。難関私立大の合格率が高く、東大、難関国立、医学部を志望する生徒が多いです。理系大学を希望する生徒が多いのですが、文系と理系のクラス編成はありません。
進学校同様に授業の進度が早く、難易度は高いので、一度遅れてしまうと追いつくのが厄介です。予習、復習はかかさずにやりましょう。英語と数学の授業は、少人数・習熟度別クラスで編成しています。

 
大妻
早慶上智、MARCH、国公立大学の合格実績があり、大学進学に備えて、中学では先取りの学習、高校では多くの科目の中から選択できます。授業のサポート体制は整っており、補習があり、宿題がたくさんでます。テストでの目標点が設定されていて、赤点(40点)が4つ以上で退学になってしまい、厳しいようです。
数学の教材は、体系数学、精解中学数学問題集、独自のプリントです。授業では毎回小テストがあり、到達度をみます。
英語の教材は、NEW CROWN、新練成テキスト、NHKテキストです。
英会話の授業は、教科書を使用しません。数学同様、毎回小テストがあります。
 
 
お茶の水女子
自由な校風で、パソコン教育、情報活用教育、国際理解教育、帰国子女教育に力を入れています。そして留学する生徒もいます。
他の学校に比べ、学習のサポート体制が整っていないので、かつ勉強は生徒の自主性に任せているようで、毎年の大学合格実績が変わります。
英語の教材は、トータルイングリッシュを使用し、授業では英語で説明され、英語で話します。ハイレベルな授業で、日ごろから英語に触れていきましょう。
男子は高校に進学できないため、高校受験を意識した学習が必要です。
 
 
海城中
中学・高校受験ともに難易度が高い学校です。
難関大学合格者を多く出すために、国語、数学、英語の授業時間が多くなっています。
学習のサポートをしっかりしてくれないので、自主的に学習を進めるしかありません。中3の1学期の成績で内部進学できるか否かが決まるので、成績が振るわない生徒は1学期の考査で全力をつくしましょう!
 
英語の教材は、One World English Course、新中学問題集・発展編、Keyワークです。
数学の教材は、体系数学、体系問題集、独自のプリントです。
 
 
かえつ有明中学・高校
「総合進学コース」と「難関大学進学コース」があります
総合進学コースでは基本・基礎を授業でやり、難関大学進学コースでは基本・基礎〜問題演習などの発展的までを授業でやります。学習支援センターで学習、受験のサポートも受けることができます。
 
 
 
学習院女子
120年の歴史がある伝統校です。
大学受験のことを気にせずに授業が進んでいきますが、毎年難関国立、早慶上智、MARCH、医薬系の大学に30人以上進学します。
 
数学の教材に体系数学、体系数学準拠の問題集を使用しています。
英語に力を入れている学校なので、教材は難易度の高いトレジャーと、NHKラジオ講座の基礎英語Tを聞かなければなりません。考査は、英語A(文法)と英語B(コミュニケーション)があります。
 
 
神田女学園
 
「特別進学(プレシード)」クラスと「総合進学(サクシード)」クラスがあります。前者は大学受験に向けたクラスで、漢検・英検とも準2級の取得を目指しています。
 
 
 
共栄学園
日常の生活に問題がない場合は、全員系列の高校へ進学しますが、内部進学する生徒は2割程度です。大学受験に向けてのカリキュラムがあり、「特進クラス」と「進学クラス」があります。学校のカリキュラムでは物足りない生徒は、予備校を活用するといいでしょう。朝の学習では国数英の復習をしたり、長期の休業には特訓講座を開き授業の補習をやっています。
 
 
暁星学園
拘束が厳しいカトリックの教育をする一貫校です。
幼稚園・小学部からの内部生がいますが、中学から高校までの一貫したカリキュラムで授業が進みます。内容はハイレベルで、長期の休みには多くの宿題が出ます。授業で理解できなかったことを、その度に解決する努力をしましょう。
語学教育が盛んで、英語のほかにフランス語を学習します。英語のテキストはプログレスを使用しています。 

 

慶應中等部・女子校
 
慶應中等部は、生徒の自主性と自覚に任せているので、ふだんは制服もなく、規則もほとんどない自由で明るい校風です。授業は各科目ともハイレベルですが、本人の自主性に任されています。男子は、慶應高校か慶應志木高校に進学し、女子はほとんど全員が慶應女子高校に進学します。

 
他の附属校同様に慶應女子も大学の学部決定は、定期テストと実力テストの結果から総合的に判断されます。人気の学部を考えている場合は、常に成績の上位をキープしておくことが大切です。特に医学部と薬学部は募集人数自体が少なく競争率も高いため、推薦をもらうためには、高い学力が必要となります。
 
慶應大学へは、卒業すれば希望者全員が推薦で入学することができます。2年生になると、自由選択科目を履修し、各教科の演習や外国語(中国語、ドイツ語、フランス語)などから選ぶことができます。情報教育に力を入れており、情報や数学などの授業では、表計算やプログラミング言語も学べます。
 
 
京華中学・高校
 
建学の精神は「英才教育」で、かつては多くの生徒を有名大学に合格させた伝統校です。校訓は「ネバー・ダイ」(決してあきらめない心)を掲げています。
 
京華で良い成績をとるためには、学校が提供するフォロー体制を十分に活用し、分からない問題をなくしていくことが重要です。京華の授業についていくことに慣れたら、大学受験対策も自主的に進めていく体制を整えていってみて下さい。
 
卒業できれば、全員高校へ進学できます。高校は、「特進コース」(難関大学を目指します)と「進学コース」(現役で大学合格を目指します)の2コース制です。高2から、文系・理系に分かれます。高3からは、進路に合わせた選択授業になります。
 
 
恵泉女子中学・高校
 
キリスト教を土台に、「生きる"宝"、生きる"ちから"を育てる」ことを目標にしている学校です。聖書・園芸・国際を教育の柱としています。国際教育に力を入れており、英会話、時事英語、英作文などの授業があります。
恵泉はコース制ではなく、高2からも文系・理系に分かれない代わりに、多種多様な選択科目があり、進路に合わせて受講できるようになっています。進路に向け、効率良く実力を伸ばせる環境だといえます。
 
恵泉は自由な校風で、厳しい規律もないので、自主的に勉強を進めていくようにしないと、成績を伸ばすことが難しくなってきます。その反面、学校の授業についていけるように積極的に家庭学習を継続していけば、確実に実力を伸ばせるでしょう。
 
 
光塩女子学院中等科・高等科
 
キリスト教の人間観が教育の基盤となっている伝統校です。6年間の一貫教育を大切にし、カリキュラムは「教科の特質」と「体系的な学び」を考慮した構成になっています。
 
光塩は中学3年生で高校の範囲に入る「先取り授業」の学校です。高校の範囲になると、学習内容が格段に深く濃い内容になるので、苦手なところや理解できていないところなどがあると、授業でどんどん取り残されることになってしまいます。
 
希望者全員が高等科に進学できますが、高等科に入っても単位習得が困難と思われる科目がないことが条件です。高校2年になると、国立文系、文系、理系の3コースに分かれ、大幅に選択科目が取り入れられます。
 
 
麹町女子中学・高校
 
「聡明・端正」を建学の精神とし、「豊かな人生を自らデザインし、国際社会に貢献できる自立した女性」の育成を目標としています。
 
麹町学園は補習が充実していてサポート体制が整っています。しかし、成績下位者へのフォローは手厚い反面、成績が中位以上の生徒さんは、授業内容に物足りなさを感じることが多いようです。麹町学園で成績が良くても、学校の勉強だけではMARCHレベルに合格するのは厳しいというのが現状です。
 
日常の基本的生活に問題がなければ、全員高校へ進学ができます。高2になると、各クラスとも文系・理系に分かれ、希望進路に応じて選択授業を履修します。
 
 
佼成学園女子中学・高校
 
仏教精神を基盤とし、情操豊かで知性ある女性の育成を目指しながら、生徒一人ひとりの個性を伸ばす教育を心がけています。佼成学園女子では、英語教育に熱心に力を入れています。

毎朝英語のスピーチ放送が行われ、放課後にはネイティヴスピーカーが常駐している部屋で、英会話の練習をすることができます。中3にもなると、クラスの約半数が英検準2級以上を取得しています。
 
中3の2学期の成績に問題がなければ、全員高校へ進学ができます。高校では、特進文理コース、特進留学コース、進学コース、スポーツコースを設置しています。特進文理コースでは4年制大学への現役合格を目指しています。
 
 
國學院久我山中学・高校
 
「明るく、さわやかに」を教育方針に掲げ、楽しく学びつつ実績をあげている進学校です。国公立大学や難関私立大学をはじめ他大学への現役合格を目指したカリキュラムが組まれています。

実戦的な演習が多く行われ、日常的な添削指導、早朝・放課後講習、夏期・冬期・入試直前講習などがあります。評定平均が3.0以上なければ高校に内部進学できないので、早めに対策を始めてください。

シラバスは年間の授業計画がわかるようになっているので、これをもとに家庭学習を行っていくとたいへん効率的です。 中長期間的な家庭学習の計画を立てて、勉強に取り組んでください。
 
 
駒込中学・高校
 
天台宗の開祖最澄の教え「一隅を照らす」を校訓としています。大学受験において志望校への現役合格を目指し、中学時代に十分に基礎を固めることに重点を置いています。
 
駒込の特徴は、体験型・実験型の授業を多く採用しているというところです。教科書やプリントだけでは湧きにくい学習への興味・関心を、それぞれの科目に持たせることで、勉強を習慣づけていきます。高1までに応用力を身につけ、高2になると本格的な受験準備に入るようにしています。
 
一般の入試も受けますが、原則的に全員高校へ進学ができます。高1から「アドバンス」「特別進学」「進学」の各コースを設置しています。進学コースは高1、他コースは高2から、文系・理系の進路別クラスを編成しています。
 
 
桜丘中学・高校
 
成長力・伝達力・探究力という3つの力をバランスよく伸ばし、「自立した個人」を育てることを目標としています。大学受験を目指した進学教育と英語・インターネットを活用した教育を実践しています。

テキストは本校教員が作成したオリジナル教材などを使っていて、授業で使った教材を基に復習を進めることが重要です。桜丘では、成績の良い生徒とそうでない生徒との差はかなり開きます。主体的に勉強して行こうという姿勢の生徒は伸びていける環境なので、周りと切磋琢磨するようにしていきましょう。
 
中学で一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができますが、進学基準(5教科内申点15以上)があり、入学試験も受験します。高2から進路に合わせて、国公立文系・理系、私立文系・理系の4つに分かれる類型制となります。
 
 
実践女子中学・高校
 
実践女子は、「キャリア教育」「感性・表現教育」「国際交流教育」を3本柱としていて、キャリアの実現と国際社会で求められる学力を身につけることを教育方針としています。
 
英語の教科書はハイレベルな「TREASURE(トレジャー)」(Z会出版)を使用し、数学では、検定教科書の代わりに学習研究社の「精解中学数学」を使用しています。定期テストでは、問題集からの出題がほとんどです。 問題集の試験範囲になっている問題は、最低2度は解き、苦手な単元をなくしましょう。
 
日常生活に問題がなく、一定以上の成績をとれれば、全員高校へ進学ができます。高3から、私立文系・理系、国公立文系・理系に分かれます。
 
 
芝中学・高校
 
大乗仏教の教えを基本に、「尊法自治」が校訓の学校です。穏やかな校風で、親子二代で芝に通われているご家庭や、お医者さんのご家庭が多くいます。全員現役で志望の大学へ合格することを目標に掲げていますが、まだ浪人生も多くいるのが現状です。
 
進学校なので先取り学習であり、その中でも英語・数学の進度は特に速く、予習が必須です。そうでないと、授業の内容を完璧に理解するのは難しく、次の新しい単元に進んだときに、内容がわからなくなってしまいます。もちろん復習もとても大切になってきます。
 
中学卒業後、在学中一定の成績をとれば全員進学できます。高校では外部募集を行わず、6年間一貫のカリキュラム編成をしています。オリジナルテキスト・先生手作りの副教材を使用しているので、その対策が重要になります。
 
 
渋谷教育学園渋谷中学・高校
 
生徒の自主性を尊重する自由な校風の学校として評価されています。渋渋は、文部科学省のSELHi(Super English Language Highschool)に指定されていて、英語にはかなり力を入れています。授業で使用している教科書は、難易度の高い「Birdland」で、中学卒業までに英検準2級を目指すように促されます。
 
難関大学合格を目指す進学校なので、進度が速い先取り授業を行っています。予習・復習を中心とした自宅学習が1日最低2時間は必要でしょう。大学受験を見据え、成績不振に陥らないように、できるだけ早めに手を打ちましょう。
 
高校には希望者全員が進学できます。高校2・3年生は「大学合格養成期間」と位置づけられていて、入試本番を想定した実践的な授業が展開されています。
 
 
十文字中学・高校
 
十文字の建学精神は、校歌にあるように「身をきたへ 心きたえて 世の中に たちてかひある 人と生きなむ」というものです。健康教育、学力の向上、情操教育の3点を重点目標としています。毎日10分間の読書と、体操で心身を鍛えています。

勉強面の面倒見がとても良く、再テストも頻繁にあり、出来るようになるまで繰り返し教えてくれる学校です。授業自体はそれほど進度が速いわけではないので、十文字のカリキュラムに合わせていくことが成績を上げるポイントになります。
 
十文字では、難関国公立・早慶上智・医学部合格を目指す、「スーパー選抜クラス」を設置しています。難関国立大学に対応したカリキュラムで6年間学ぶことができ、夏期勉強会の参加も必須です。
 
 
淑徳SC中学・高校
 
「SC(サクセスフル・キャリア)」で分かるように、キャリア教育を目指す新しいタイプの6年一貫の進学校です。「よく学び、よく考え、よりよく生きる」を目標とし、高い知性と豊かな人間性を育成することを目指しています。
 
淑徳SCは少人数制で基礎力をつけ、生徒一人ひとりのフォローもしっかりしてくれます。
ただ、まだ新しい学校で、学校の方針や体制も変わりやすいので、対策するのはかなり困難です。のカリキュラムをしっかり把握し、毎日の予習・復習を欠かさないようにしてください。
 
中学で一定以上の成績を取れば、全員高校へ進学ができますが、一般入試も受けることになります。週6日制で2期制を導入しています。授業時間は1コマ65分(もしくは50分)の時間割となっています。
 
 
順天中学・高校
 
学び方と生き方を大切にし、英知をもって国際社会で活躍できる人間を育成することを教育方針としています。順天は、大学受験に対応できる中高一貫教育体制となっています。
 
順天では、授業内容の理解を徹底させるため、毎週1回の小テストを実施しています。また、テスト前などの学習スケジュールについて自己管理することが推奨され、学習計画表のようなものも配られるので、順天の方針に合わせ、家庭学習する習慣をつけていきましょう。

 
中学で一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができますが、一般入試も受けます。特進選抜類型、特進類型、英語類型という3類型編成となっていて、カリキュラムも異なります。特進選抜類型は難関国公立大を目指すクラスとなっています。
 
 
頌栄女子中学・高校
 
キリスト教に基づいた教育方針をもっていて、聖書の教えを徳育の基礎に置いた学校です。品性、国際感覚、奉仕精神などの女性的教養の育成を目指しています。伝統的に外国語教育に力を入れており、帰国子女を積極的に受け入れています。
 
頌栄では、どの教科も検定教科書を使いますが、授業の内容は教科書のレベルを超えたものになっているので、成績を上げるためには、独自のカリキュラムに沿った対策をすることが大切です。宿題のやり残しがないようにして、自分の学習ペースを確立し効率良く学習を進められるようにしてみてください。
 
中学を卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2で、文科コース・理科コースに分かれます。
 
 
城北中学・高校
 
城北は、徹底した先取り学習、習熟度別授業、進路に合わせた選択制を特徴とする人気の進学校です。難関大学合格を目指すためのカリキュラムが組まれていて、近年は国公立大学への合格者が増えており、私立大でも早慶クラスへの合格者数は首都圏で上位にあります。
 
また、城北では宿題はほとんど出ないので、自主的に学習を進めていくことが前提となります。自分で勉強をしていける子たちが多い学校なので、しっかり家庭学習の習慣をつけていかないと成績を伸ばすのは大変です。
 
城北では、平常というものはなく、完全にテストの点数のみで明確に成績が決まります。テストの点数が35点未満になると赤点になります。完全にテストの点数だけという厳しい環境なので、日頃の家庭学習をいかに効率よく進められるかが重要となります。
 
 
女子学院中学・高校
 
プロテスタントの女子学校で、長い伝統があり高い評価を受けている名門校です。キリスト教の精神に基づいて毎日の礼拝を中心とした教育活動を行っています。制服や細かい規則はなく、生徒の自主性を重んじながら、豊かな人間性と自立した女性の育成を目指しています。
 
女子学院の授業はハイレベルで、高い進学実績を誇ります。ここ2年間では、現役合格生が75%以上を占めています。主体性・積極性が求められる女子学院では、成績を上げるためには、先生に言われたことだけをやっていては、なかなか上手くいきません。早くに自分の勉強スタイルを確立し、自分の方法で勉強できるようにしていきたいものです。
 
希望者全員が高校へ進学できます。英語は3段階の習熟度別クラスを編成しており、高3で、必修選択の取り方によって文系・理系に分けられます。
 
 
女子美術大学付属中学・高校
 
「わが国の文化に貢献する有能な女性を育成する」ことを理念に掲げています。一般教科の学習で幅広い知識と教養を身につけるのと同時に、美術を通して生徒一人ひとりの表現力と感性を磨き、より創造性の豊かな人間の育成を目指しています。

各学年美術の授業は週4時間で、絵画・デザインを中心に彫刻・陶芸・染色・美術鑑賞なども行い、中学生としての基礎力と表現力を養います。美術の世界に触れる楽しさを理解させることに重点を置きつつ、それと共に一般教科も学びます。
 
在学中一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができますが、一般の入学試験も受けます。高3では将来の進路に合わせて、絵画コースかデザインコースに分かれます。女子美術大学以外にも、他の美術大への進学に向けた課題にも取り組みます。
 
 
巣鴨中学・高校
 
「硬教育」という巣鴨精神を実践しており、自己に対する厳しさを養うために、中学では、剣道、高校では、さらに柔道を授業に取り入れています。医学部御三家と言われるほど、医学部合格の実績が上がっています。国公立医学部へは、東大理科V類のほか、東京医科歯科大、千葉大などに多くの合格者を出しています。

授業内容はかなり高度になっていて、理科は中学1年から高校の教科書を使用しています。宿題・試験とも多く、中高6年間を通してかなりハードです。課外の補習の実施など、バックアップ体制は整っていますが、自主的に勉強する姿勢がないと、授業についていくのは大変になってくるでしょう。
 
中学卒業者は全員進学できますが、一般入試も受ける必要があります。高2からは文系・理系に分かれます。
 
 
駿台学園中学・高校
 
「万木一心」を校訓とし、「豊かな人間性の涵養」「個性を伸長する教育」、そして「広い視野をもち、世界の人びととともに歩むことができる人間を育てる教育」を目指しています。
主要3教科中心のカリキュラムで、独自教材を多く取り入れ、幅広くレベルの高い授業を展開しています。

駿台学園は1クラス20人程度の少人数で、生徒の面倒見が良い学校です。たとえば、成績下位者には指名補習を行い、希望者には夏休みにレベル別の補習を行うなどしています。
 
日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高校は、特選コース、進学コース、体育コースの3コース制です。特選コースは、高1から、難関大学受験に最適なカリキュラムを組み、進学コースは、学習とクラブ活動を両立しながら大学進学を目指し、高3から文系・理系に分かれます。
 
 
成城中学・高校
 
きめ細かな指導を行う進学校です。自学自習が基本ですが、テストの成績がよくない生徒さんには、それぞれに合わせた補習を行ってくれます。大学進学を見据えた授業を行っています。

中学校までのかなりの単元を習うので、中学の学習内容を徹底して習得するようにしましょう。そうすれば高校の学習内容がより充実したものになるでしょう。
 
成績を上げるポイントとしては、学校のカリキュラムに合った自主的な勉強を、計画的に行うことです。定期テストにおいて平均点プラス15点の点数をとることができれば、5の成績がつきます。また、医学部の指定校枠が5つあります。
 
 
成女学園中学・高校
 
「理想の追求・勤労の精神・温良快活な心」のもと、豊かな教養のある新時代を生き抜く主体的で自立した女性の育成を目指しています。約10人の少人数制で、きめ細かな指導を行っていて、とくに英語と国語に重点を置いています。
 
受験体制が整っており、受験英語・小論文・古典・時事問題などの受験講習が設定されています。補習授業も充実しています。しかし、成女の受験対策だけでは不十分な面もあるので、自主的に大学受験対策を進めていくことが必要です。

日常の基本的生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、一般の入学試験は受けます。
 
 
聖ドミニコ学園中学・高校
 
カトリックの価値観と伝統的な日本精神が融合調和した教育を行っています。自由と寛容を重んじ、生徒の自主性や希望・個性を育みます。少人数で質の高い授業を実践しています。

聖ドミニコでは、フォロー体制として補習や講習が用意されていて、生徒が自分の理解度に合わせて受講することができます。こうしたフォロー体制を利用して、分からない所を残さないようにしていきましょう。
 
日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、成績の条件があります。
 
 
青陵中学・高校
 
「社会に貢献できる人間の育成」を建学の精神としています。主体的に生きる「個」の確立を目指し、「意志の教育」「情操の教育」「自己啓発の教育」という3つの教育目標を掲げています。
 
放課後講習、補習、長期休み中の特訓進学講座などがあるので、自ら学ぼうとする生徒にとっては、成績を伸ばしやすい環境です。その反面、勉強に消極的な生徒にとっては、成績を伸ばすのに苦労するケースもあります。

日常生活に問題がなければ、全員高校へ進学ができます。高2から文系・理系、さらに国公立大・私立大に分かれます。
 
 
高輪中学・高校
 
高輪は、大学合格実績が上がっている中高一貫の進学校です。進路指導が充実していて高く評価されています。
中学時の勉強を疎かにせず、高校に上がる前に基礎固めをきちんと行っておくように注意しておいてしてください。
 
中学で一定の成績をとっていれば、高校へ進学することができます。高2で、文系・理系のコースに分かれ、高3になると選択授業が15講座ほど開講され、入試演習に取り組みます。
 
玉川聖学院中学・高校
 
「キリスト教に基づいた人格教育」を建学の精神とし、「神に対しては信仰」「事に対しては希望」「人に対しては愛」をモットーにしています。玉聖はミッション・スクールのため、キリスト教系の大学への指定校推薦が多くなっています。

玉聖の英語は、中1からから少人数制授業で、中2からは習熟度別授業になります。高校になると、3年間習熟度別授業で、スピーチコンテストも開催しています。そこでは入学試験の手段としてではなく、コミュニケーション手段として英語を学びます。
 
中学を卒業できれば全員高校へ進学ができます。高2から文系・文理系・理系に分かれます。
 
 
千代田女学園中学・高校
 
仏教の精神を基調として、「叡智・温情・真実・健康・謙虚」を掲げています。千代田女学園では、英数国の学習を重視しています。朝の小テスト・補習などを活用し、基礎学力の定着を図っています。
 
国公立難関私立大合格を目指す「プログレス」と、系列校の武蔵野大学を含めた私立大学への進学を目指す「スタンダード」の2コースがあります
 
日常の基本的生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高校には特進、総合進学、国際の3コースが設置されています。
 
 
筑波大附属中学・高校
 
筑波大附属は、中学受験の最難関共学校と言えます。自主自律の精神に則り、学校内の行事(文化祭・運動会など)は、すべて生徒が企画・運営するなど、自由な校風で知られています。

提出物や、ものを書く量が非常に多く、修学旅行後に30枚のレポートなども課せられます。総授業時間数は、学習指導要領に定められた時間数より1割ほど多く、土曜日は隔週で4時間授業になります。授業はかなりハイレベルで、半数以上が通塾します。

8割ほどの生徒が高校へ内部進学します。試験結果と内申書で審査されるので、普段から学校の授業態度や定期テストの点数には気をつけましょう。定期テスト終了後には、テストノートの作成が課題になります。
 
 
貞静学園中学・高校
 
高い知性と豊かな個性を養い、心身ともに健康で真に社会に貢献できる女性を育成することを目標にし、「至誠・和敬・慈愛」を建学の精神としています。2011年に共学化され、
「確かな学力の習得」「豊かな人間性の育成」「健康な体づくり」を目指す教育を実践しています。

大学受験対策も視野に入れている学校ですが、大学進学を目指す場合、どうしても学校の勉強だけでは不十分になってきます。MARCH以上の大学を目指すのであれば、早い段階から大学受験対策に自主的に取り組んでいく必要があります。
 
高1から大学進学、幼児教育・保育系進学、看護・医療系進学の3コースに分かれます。
大学進学コースは国公私立大への進学を目指します。
 
 
田園調布雙葉中学・高校
 
キリスト教精神を基盤とした全人的な教育を実践していて、生徒会活動、行事、部活動などを通して、共に学び合うよろこびや自分を鍛える大切さを知り、能力を十分に伸ばしていける人間の育成を目指しています。
 
宿題が毎日、多く出る学校です。宿題に追われることがないよう、田雙のカリキュラムと材に合わせ、計画的に予習と復習を行うことが大切です。
 
英語会話の学習では、実践的コミュニケーションの力を身につけることを狙いとして、教科書通りの勉強ではついていけません。家庭で対策をとりましょう。
 
 
東海大高輪台中学・高校
 
中・高・大の10年間一貫教育により、一人ひとりの夢を育む学校です。建学の精神「徳・体・知」のバランスのとれた全人教育を実施し、多くの授業でチームティーチングを取り入れています。

一貫教育のため、大学受験を視野に入れたカリキュラムではありません。受験用の詰め込み式の学習は行わないので、伸び伸びと学力を伸ばしていけます。しかし、東海大高輪台は、他大学受験を考えた場合に授業での対策は期待できません。独自に勉強を進めることが必要になってきます。
 
中学を卒業できれば、全員が高校へ進学ができます。高2から文系・理系に分かれます。
卒業生の8割強が東海大学へ進学します。
 
 
東京家政学院中学・高校
 
校章に記される文字が表す、K(知)・V(徳)・A(技)に基づいて、社会で自立できる女性を育成することを目標としています。
 
東京家政学院は、他大学受験者にも配慮したカリキュラム編成になっています。フォロー体制がしっかりしているので、成績を上げるためには、積極的に補習・講習を利用してください。
 
日常生活に問題がなく卒業できれば、全員高校へ進学ができます。併設大学への進学を保証された上で、他大学受験が可能です。
 
 
東京女学館中学・高校
 
「高い品性を備え、人と社会に貢献する」女性の育成を教育目標に掲げ、思いやりの心、個性の伸長、問題解決力の育成を目指しています。東京女学館のカリキュラムは、基本を重視したバランスのとれたカリキュラムと言えるでしょう。
 
進学校なので授業進度は速く、宿題の量も多めですが、上位の外部大学への進学を目指す生徒には、東京女学館だけの授業では対応しきれない面があるでしょう。目標をしっかり定めた上で、個別に対策をとっていく必要があります。
 
英語の場合、テストの点数が悪いと、補習が強制されます。この補習は合格しないと、次のテストまで週1回のペースでずっと続きます。
 
 
東京都市大等々力中学・高校
 
「ノブレス・オブリージュ(高潔な若人が果たすべき責任と義務)」という人格教育のもと、生徒一人ひとりの学力を確実にアップさせる習熟度別授業、将来の力となる語学教育、情報教育などを通して国際社会で活躍・貢献できる生徒の育成を目指しています。
 
等々力では、補習・講習が充実しているので、有効利用して授業で分からない単元を残さないようにしていってください。
 
日常生活に問題がなく卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2からは文系・理系の選択制、高3からは自由選択制度を導入しています。
 
 
東京農業大学第一中学・高校
 
1891年(明治24年)に、榎本武揚によって創立された伝統校です。中高6年の中で、夢を見つけ、育み、実現していく「夢の創造と実現」を教育目標とし、世界で通用する学力育成、心の教育、国際化教育などを実践しています。
 
大学受験合格を目指す学校なので、学習面でのフォローは手厚いものがありますが、補習や補講に頼ってばかりでは、時間の無駄も多く、効率的に実力を伸ばすことができません。自主的に学習を進める姿勢を持ち、日々の予習・復習をしっかり行うようにしましょう。
 
卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高3から、文系・理系別のクラスに分かれ、演習中心の授業になります。東京農業大学への優先入学枠があります。
 
 
東京立正中学・高校
 
「心の安定を図り、生き方を学ぶ」をテーマに瞑想教育を実施するなど、慈悲・平和の教えをもとに社会に貢献する人材を育成する学校です。基礎学力を育成するスタンダードコースと、ハイレベルな授業を行うアドバンストコースがあります。
アドバンストコースは、ハイレベルな教科書、副教材を使用し、受験を視野に入れた学習をします。授業内容が難しいので、毎日の予習・復習は欠かせません。スタンダードコースでは、卒業後の進路のさまざまな可能性に対応できるよう幅広く学習するシステムになっています。
 
中学を卒業できれば、全員高校へ進学できます。アドバンストは高2から、文系と理系に分かれます。
 
 
東洋英和女学院中学・高校
 
キリスト教の精神に基づいた人間教育を行っていて、毎朝の礼拝、聖書の授業を通し、情操面を養っています。プロテスタントの伝統校として人気があります。
 
英語教育には定評があり、外国人教が英会話の授業を担当し、確かな英語力が鍛えられます。英語の授業は少人数制で、習熟度別にクラス分けをしているので、きちんと授業についていきさえすれば、大学受験に対応できる力が身につくでしょう。

高2では週12時間、高3では週14時間の選択授業があります。中学で日常生活に問題がない生徒は全員が高校に進学できますが、5教科の学力テストがあります。
 
 
豊島岡女子中学・高校
 
中学受験では、女子御三家に次ぐハイレベルな進学校です。東大・一橋など国立大学、早慶などにも多く進学する実力派の人気校となっています。
 
授業は内容・進度ともにハイレベルなものになっています。小テストやノート提出、宿題が毎日あり、生徒さんの負担は他の学校に比べると大きいと言えます。
 
高校へは日常生活に問題がなければ全員進学できます。高校2年から、英語・数学は習熟度別の授業になります。高校3年になると、文系T(3教科型)、文系U(5教科型)、理系(医歯薬理工系)の3つに分かれ受験に備えます。
 
 
中村中学・高校
 
「健康第一」「清く、直く、明るく」に基づき、心身ともに健康な女性を育成することを目指し、自宅での予習・復習を重視する学校です。
 
主要5教科の課題が毎日出され、かなり量が多くなっています。高校には、普通科と国際科が設置されています。普通科は、センター試験5教科7科目に対応できるカリキュラムで、国際科は、国内や海外大学を目指します。
 
高2からは入試問題を念頭にいれた実戦的な演習に入ります。高1のうちにしっかり基礎を固めておきましょう。
 
 
日本大学第一中学・高校
 
「真・健・和」を校訓とし、世界に役立つ人間の育成を目指しています。主要教科に偏ることなく、基礎学力の向上に重点を置いているのが特徴です。
 
高3を対象に行われる日大統一テストに高校3年間の成績が加味され、日大各学部からの要求水準に達した生徒だけが日大への推薦入学が許可されます。日頃から予習・復習をしっかり行って、常に学習内容の定着を図っておきましょう。
 
中学在学中に一定の成績(主要5教科の平均点45点以上など)をとれば、全員高校へ進学できます。高2から文系・理系に分かれます。さらに「他大学進学クラス」と「日大進学クラス」に分かれます。
 
 
日大豊山中学・高校
 
「強く正しく大らかに」を校訓としています。文武両道を目指し勉強とスポーツ活動両面を研いていきます。
 
日大豊山では、日大へ8割近くが進学します。したがって、日大豊山の授業についていき、きちんと内申をとっていければ、ほぼ大学へ進学することが出来ます。
日常の基本生活に問題がなく、中学で一定の成績をとった者全員が高校へ進学できます。高2から文型・理系に分かれ、選択科目別クラス編成で大学進学を目指します。
 
 
日本工業大学駒場中学・高校
 
「人の心がわかる心」の育成を目指しています。基礎学力の定着を大切にし、日々の学習習慣を身につけさせることに取り組んでいます。
 
日工大駒場では、定期テスト以外にも、小テストや単語のチェックテストが頻繁にあります。小テストだと甘く見ることなく、対策はしっかり行っていきましょう。
 
日常生活に問題がなく卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、内部進学試験を受けます。高1から、国公立・難関私立大を目指す「特進コース」、中堅私立大を目指す「進学コース」、先端技術者を目指す「理数マスターコース」に分かれます。
 
 
日本橋女学館中学・高校
 
「質実剛健」を建学の精神として掲げ、心身の健康な女性の育成を目指しています。一人ひとりが積極的に授業や学校行事に参加する「参加型学習」を導入し、ディベート、テーマ学習、フィールドワークなどを積極的に行っています。
 
定期テストでは、どの教科も高いレベルの問題が出題されるので、基礎学力を身につけた上で応用力を磨いていく必要があります。英語・数学に関しては、半数以上の生徒が通塾しているようです。

学力や生活面で問題なければ、全員高校へ進学ができます。高校では、進路希望に応じて、難関大学進学を目指す「難関大大学進学コース」、中堅大学の進学を目指す「進学コース」、演劇研究クラスとスポーツクラスが設置された「スペシャリスト養成コース」の3コースに分かれます。
 
 
広尾学園中学・高校
 
「自立と共生」を学園の理念とし、新しい時代にふさわしい人材育成を目指しています。高度な学力を身につけることを狙って、「特進選抜コース」と「インターナショナルコース」というコースがあります。

通常授業のほかにも、土曜特別講座・休暇中の講習・放課後特講など、さまざまなフォロー体勢が充実しています。
中学3年での内部テストで基準を満たせば、高校へ進学できます。コース選択は柔軟で、国内外の有名大学進学を目指しています。それぞれの進路に照準を合わせた学習指導を行っています。
 
 
富士見丘中学・高校
 
「国際性豊かな若き淑女の育成」を教育目標に掲げ、国際社会に活躍できる力を育んでいます。「高い学力の養成」「楽しい学校生活」「若き淑女の育成」を、教育の3つの柱としていて、校則は非常に厳しいようです。
 
大学受験を視野に入れると、学校の勉強だけではなかなか難しいケースが多いようです。富士見丘のカリキュラムに合わせて対策するのはもちろんですが、大学受験対策も自主的に進める必要があるでしょう。
 
卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高1では「一般クラス」と「英語特別選抜クラス」が設けられています。
 
 
普連土学園中学・高校
 
クエーカー精神「誠実」「簡素」に基づき、一人ひとりを大切にする「手作り教育」を実践しています。すべての人を敬い、世の役に立つ女性を育てることを目指しています。普連土は、知る人ぞ知る優れた女子校として高い評価を得ています。

普連土は学校だけの授業で志望大学に現役合格できるような対策が施されており、そのため、小テストが多く、必要に応じて補習もあります。生徒の勉強量は多いので、自分で学習ペースを作り上げることが大切です。
 
日常生活に問題がなく卒業できれば、希望者全員が高校へ進学できます。高2の後期からは受験対策や志望に応じた補習が開始されます。
 
 
宝仙学園中学・高校
 
教育方針に、「心・情・意・体」のバランスのとれた人間形成を掲げています。宝仙では、「勉強させられている」のではなく「勉強している」という姿勢を目指しているので、授業の主役はあくまで生徒一人ひとりなのです。
 
宝仙では、受動的な姿勢ではなかなか実力を伸ばすことができないので、常に自ら積極的に学習に取り組んでいくことが大切です。
 
日常生活に問題がなく卒業できれば、全員が高校へ進学でき、希望のコースへ行けます。
「特別進学コース」「総合進学コース」「保育コース」の3コースが設置されています。
 
 
三輪田学園中学・高校
 
「高い学力の育成と人間教育の充実」を教育目標に掲げ、知力・想像力・品性を豊かに育てていくことを目指しています。
 
「基礎はしっかり、じっくり」「無理なく学力アップ」が三輪田の方針で、中1から高1までの4年間で基礎学力を定着させ、高2からの2年間で高い学力をつけるカリキュラムになっています。高校からは補習・補講が充実しているので、上手く活用していってください。
 
英語は中学の間、少人数制の習熟度別授業です。「NHKラジオ新基礎英語」が推奨されていて、定期テストでは、このラジオ英語の内容がリスニングテストとして出されます。
 
 
武蔵野中学・高校
 
教育活動の基本的な考え方は「他者理解」となっています。武蔵野では、英語教育に力を入れ、「新しい英語プロジェクト」を実施し、国際社会に出ても自信を持って自由に表現できる英語力を身につけることを目標としています。
武蔵野では、教員からの一方的な講義からの脱却を目指しているため、受け身の姿勢では、なかなか成績は伸びないと思います。能動的・積極的に授業に参加し、日々の予習・復習を家庭学習でしっかり行って下さい。
 
日常生活に問題がなく卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、一般入試も受けます。高1から、4つのコースに分かれます。
 
 
明大中野中学・高校
 
中高一貫教育を通じて「質実剛健・協同自治」を校風とし、生徒の個性と能力に応じた教育を行っています。「文武両道」の伝統があり、校則が厳しいのが特徴です。
 
英語の授業はハイレベルで、授業進度も速いので、授業についていくためには復習を中心にした家庭学習が必須です。

高校へ内部進学するには、中3での成績の平均が10段階中5.5以上を満たし、英検3級も取得しておかなければなりません。内部進学を目指す場合は、早いうちに自分なりの学習スタイルを確立し、日々自宅学習をする習慣をつけるようにしてください。
 
 
目黒星美学園中学・高校
 
「教育は心の問題であり、子どもを愛するだけでは足りない。子どもが愛を感じるまで愛しなさい」という言葉を教育理念として掲げています。グローバルな視野で物事をとらえ、世界の人々と喜びも悲しみも分かち合うことのできる心豊かな女性、積極的に社会に貢献できる女性を育てることを目指している学校です。
 
目黒星美は、充実した英語教育を行っていますが、学校の勉強だけでの難関大学合格は難しいかもしれません。そのため、上のクラスでない場合は、毎日の予習・復習に加えて独自の受験対策をしておきましょう。
 
数学の難易度は標準的で、宿題は週に2・3回ほどです。成績を上げるポイントは、復習に重点をおいて勉強することです。
 
 
八雲学園中学・高校
 
「生命主義」「健康主義」という教育方針を柱に、きめ細かな中高一貫教育で大学進学を目指します。チューター方式を導入していて、担任のほかに相談できる教師が各自につきます。
 
将来の大学受験を見据え、中1から難関大学(国立・早慶上理)を目指すHonorsクラス」と、上位大学(MARCH以上)を目指すAdvancedクラス」を設けています。
 
学校生活はとても多忙ですが、効率良く予習・復習を毎日少しずつでも積み重ねることが、成績アップの近道です。成績を上げるために、毎日の勉強のスタイルをきちんと作っていって下さい。
 
 
山脇学園中学・高校
 
「社会で活躍できる女性」の育成を建学の精神として掲げています。山脇学園は、英語教育に力を入れており、オリジナルの副教材も使用しています。
 
予備校なしでも大学進学ができる学校と言われていますが、難関大学を目指すなら、まずは日々の予習・復習の習慣をつけ、早めの受験対策をする必要があるでしょう。
 
数学は、定期テストごとにクラスが入れ替えられ、授業進度はクラスごとに違います。下のクラスの場合は、家庭学習で普段の予習・復習にプラスして、発展的な内容にも取り組んでおきましょう。
 
 
立教女学院中学・高校
 
アットホームな一貫校ですが、成績や出席は厳しく評価されます。立教大学へ100名ほど内部進学しており、所定の要件を満たしていれば、希望者全員が推薦入学することができます。

英語の教科書は「プログレス」を使用し、レッスン終了ごとに確認プリントを解きます。また、毎授業の最初に、小テストがあり、プログレスの会話文を覚え、覚えたものを解答用紙に書き写す内容です。

外部への大学受験を考えた場合、プログレスの学習だけでは足りません。プログレスでは、文法は基本事項しか学習しないので、もっと文法を強化しておく対策をとるようにした方が良いでしょう。
 
 
早稲田中学・高校
 
中高一貫校の特徴を生かし、高いレベルで密度の濃い授業を行っています。中学1・2年では外国人教師による英会話の授業があり、3年次の英語は、習熟度別の少人数授業です。
宿題の量が多いので、部活との両立がとても難しく、部活を断念するケースも珍しくありません。勉強と部活を両立させるためにも、自分なりの勉強法を確立して学習を進めていくことが必要となってきます。内部進学を目指すのなら早い段階から勉強を計画的に進めておく必要があります。
 
高校へは、中学3年次に一定の成績を取れれば全員進学できます。大学へは5割から6割ほどの生徒が内部進学します。
 
 
和洋九段女子中学・高校
 
校訓として「先を見て齋(ととの)える」が掲げられ、「進学指導の強化」「国際化教育の推進」「情報教育の充実」「自主活動の展開」「生活指導の充実」の5つを重視しています。
 
以前は和洋女子大の付属校だったのですが、現在では和洋女子大への進学は10名ほどです。ほとんどの生徒が、他大学受験をしており、今では9割ほどの卒業生が4年制大学へ進学しています。他大学受験を目指す場合には、和洋九段の授業だけでは不十分になることもあるので、早めに受験対策に取り組んでいきましょう。
 
高校には特進コースがあり、他のコースとは独立した内容と進度で授業が進みます。高1からは、英・数・国で習熟度別の授業が行われます。
 
 
青山学院中等部・高等部
 
付属校ならではの伸び伸びとした雰囲気の学校であり、個性重視の教育を実践しています。
英語教育に関しては、「英語の青学」と定評があり、他の学校に比べても授業数は多くなっていて、力を入れています。
 
青学では、約8割の生徒さんが併設している大学へ進みます。カリキュラムは、受験のために知識を詰め込むものではないので、外部の受験をしたい場合は、各ご家庭で対策をとらなければなりません。
 
自由な校風の青学では、生活面でも勉強面でも、先生が注意することはほとんどないので、成績が下がっても宿題や補講などの具体的なフォローが不足しています。お子さんの状況をしっかりと把握し、お子さんに合った勉強法を確立してあげましょう
 
 
足立学園中学・高校
 
心身ともにたくましく育てることを念頭においています。「学力」と豊かな「感性」を伸ばすことを目指していて、礼儀正しく、落ち着いた生徒が多いのが特徴となっています。

英語・数学の授業は、少人数制の学力別指導を行っています。授業内容はいずれの科目も難易度が高くなっています。中学1・2年の間は基礎学力を重視し、頻繁に学力確認テストを行っています。合格点に到達しない場合、追試・補習を繰り返すことになります。合格するまで指導が続きます。
 
併設高校へ進学するためには、一定の学力レベルをそなえ、生活指導上の問題がないことが条件となっています。高校1年生で文系・理系に分かれ、2年生になると、国公立、私立大選抜、一般文系、一般理系の4つのコースに進路別でクラス分けされます。
 
 
郁文館中学・高校
 
「学校は子どもたちの幸せのためだけにある」という理念のもと、夢(人生の目的)を持ち、その夢を追い、実現するためには何をすればよいかを学んで実践していくことを目的とした「夢教育」を行っています。
 
英語は中学2年から習熟度別・少人数分割授業になり、さらに中学3年からは東大クラスを設け、最難関大学合格を目指しています。
 
卒業できれば、系列の郁文館高校と郁文館グローバル高校へ、全員が進学できます。高校2年で、東大・特進文系・特進理系・文系・理系・医系特進のクラス編成になりなります。
 
 
江戸川女子中学・高校
 
江戸川女子では、65分授業、2学期制、週6日制を実施し、「真のゆとり教育の実践」を行っています。目標としているのは、基礎学力の向上です。
 
中高6年間を通して、英語教育に重点を置いています。中学英語では「プログレス21」と「文法問題集」を使用しています。中2からは英会話の授業を取り入れ、中3で準2級レベルの英語能力が身に着くカリキュラムになっています。「プログレス21」は難度が高いテキストなので、その教材に応じた対策が必要になってくるでしょう。

高校の英語科では、高1・2で9時間、高3で11時間と多くの授業時間を確保しています。テストの回数が多いので、日々の予習・復習をしっかり行っていって下さい。
 
 
鴎友学園中学・高校
 
キリスト教精神を基盤にしている学校です。しかし、生徒や教師の宗教は自由で、礼拝の時間はありません。実績をあげている、名門進学校です。

週1の聖書の授業、1年で書道が0.5時間、園芸が2時間必修など、独特のカリキュラムとなっています。
 
高校へ進学をするには、中3前期の成績で、10段階評価で平均5.0以上を取っておくことが必要です。内部進学を目指す場合は、定期テストで良い点数を取ることはもちろん、普段から家庭学習をする習慣をつけておきましょう。
 
 
大妻中野中学・高校
 
「学芸を修めて人類のために」「恥を知れ」を校訓とし、社会に貢献できる女性の育成を目指しています。完全中高一貫教育を行っており、週6日制で十分な授業時間を確保しています。平日の補習、講習、夏期講習なども充実しています。

補習から受験対策まで、幅広く学習をバックアップしているので、学校のカリキュラムに従って、学習習慣をつけていって下さい。大妻中野では、大妻女子大学の推薦権を持ったまま他大学への受験はできません。
 
日常生活に問題がなく、在学中に一定以上の成績をとれば、全員が高校へ進学ができます。高2から文系・文系ハイレベル・理系コースに分かれます。
 
 
小野学園中学・高校
 
社会でも家庭でも「両方で生きる」を教育のねらいとしています。全学年で5教科すべて習熟度別授業を実施しているので、理解度に合った授業を受けることが出来ます。
 
小野学園は講習も充実しており、放課後にレベルに合わせた特別講習、補習を実施しています。補習的な内容だけでなく、上位大学進学を目指す生徒対象の講習も設置しています。
 
希望者全員が高校へ進学できますが、一般の入学試験も受けます。高1から、私立大文系を目指す普通科T類と、私立大理系と国公立大を目指す普通科U類の2コース制です。
 
 
開成中学・高校
 
全国でナンバーワンの東大合格実績を誇る最難関の男子校です。毎年、首都圏の最上位生による厳しい入試、合格ライン争いが繰り広げられています。入学後の開成のカリキュラムはとても厳しくなっています。

授業では、開成の先生が作成した独自プリントを使うため、対策が難しくなっています。学校側のフォローは十分ではないので、上位の成績を取るには積極的に勉強することが必要不可欠です。
 
高校へは、中学校在学中に一定以上の成績を取ることができれば進学できます。数学・理科・社会は、中学1年生から分野別に専門教師が担当します。
 
 
学習院中等科・高等科
 
生徒一人ひとりに個性の芽を見つけ、心身ともに健全で調和のとれた青少年の育成を目指しています。学習院では、大学までの一貫性教育を念頭におき、英語・数学は1クラス2分割授業を実施しています。

学習院大学へ進学するのは、120人前後で、他大学の医歯薬系の学部への合格実績は伸びています。他大学を受験すると、学習院大学への推薦権を失ってしまうので、進路については早くからじっくり考えておきましょう。

問題集の「体系数学」は宿題として使われ、定期テストは、ほぼ「体系数学」と授業で配られるプリントから出されます。しかし、答えや公式の丸暗記では解けない問題が多くなっています。定期テストでは「文字が丁寧に書けているか」も見られます。毎週、ノート提出があります。
 
 
川村中学校・高校
 
「感謝の心」を基盤とした女子一貫教育を行い、時代に即応する人材の育成を目標にしています。

2学期制を導入し、土曜日は、月1回以外は登校日になっています。クラスの成績下位5〜6名の生徒は、補習を受けます。定期テスト8割、平常点2割で成績が決まります。
 
英語と数学は、毎週1回補習を放課後に実施していて、夏休みにはそれぞれ1時間ずつ3日間実施しています。
 
 
共立女子中学・高校
 
日本の国際化に合わせて、語学教育やコンピューター・グラフィックなどの国際文化教育に力を入れているのが特徴です。大学附属校でありながら、学校側が外部の大学への受験にも積極的に取り組んでいます。

共立大学へ内部進学は毎年2割程度で、早慶上智・MARCHクラスへの合格者を多く輩出しています。大学受験を念頭に置いた授業は、高校から一気にペースアップするので、気を引き締めましょう。
 
英語は「トレジャー」「フォレスト」「基礎英文法問題精講」などを使用し、テストの難度はかなり高くなっています。問題数が多いことにも特徴があります。定期テスト前に十分に勉強していかないと、時間が足りなくなるでしょう。
  
 
国本女子中学・高校
 
「真心の発揮」「自然に対する素直さの涵養」「恩を知り恩に報ゆる心の育成」を校訓とし、少人数制で、生徒・教師・父母のふれあいが十分にできるような学校です。
 
中学では、英数国の3教科が習熟度別の2分割授業です。高校では、スーパーアドバンスト・アドバンスト・総合進学の3コース制になります。スーパーアドバンストコースでは、早慶上智・MARCHレベルの大学への一般入試合格を目指し、アドバンストコースでは、中堅大学への合格を目指し、総合進学コースでは、中堅大学から短期大学までの多様な進路に対応できるコースです。
 
中学を卒業できれば、全員高校へ進学ができます。
 
 
京華女子中学・高校
 
人間としての優しさとたくましさを身につけ、広い視野と深い知性を持った女性の育成を目指しています。
 
京華女子では、高校になると「特進コース」「文理コース」に分かれます。特進コースでは、国公立・難関私立大学への進学を目標にし、文理クラスでは、指定枚推薦をはじめ、公募推薦・自己推薦・AO入試など推薦入試を念頭に置いて、授業を展開します。
 
日常生活に問題がなければ、全員高校へ進学ができますが、一般入試の試験は受けます。
 
 
京北中学・高校
 
「諸学の基礎は哲学にあり」を建学の理念に掲げ、物事を深く考える力を備え、学力と社会力を育み、コミュニケーション能力の育成を目標としています。
 
英語と数学は、とくに力を入れており、少人数授業で習熟度別のクラス編成です。また、中2・3には「数学演習」「英語演習」を設け、実力を養成しています。
 
日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。京北学園白山高校への進学も可能です。
 
 
攻玉社中学・高校
 
創立150年近い伝統を誇り、前身が海軍学校だったというのは有名です。勤勉な生徒が多く、しつけ教育もしっかりとしている完全中高一貫校制です。

授業内容は高レベルで授業ペースは速いです。授業についていくには、カリキュラムの特徴を踏まえた上で、プラスアルファの勉強を計画的に進めていくことが必要です。特に、各教科で大量に配られるプリントを上手く活用し、その内容に即した学習を進めていくことが、成績を上げる近道になります。
 
一定の成績を取った者全員が高校に進学できます。
 
 
佼成学園中学・高校
 
仏教の精神に基づいて豊かな心と確かな学力を兼ね備えた人材の育成を目指し、大学入試に即したカリキュラムを作っています。

佼成学園では、宿題は出されますが、やらなくてもあまり厳しく注意を受けることはありません。そのため、宿題を真面目に行う生徒とそうでない生徒との差は開きやすいのが現状です。

中3の学年成績で40点未満が3科目以上あると、高校へ進学できません。高2から、文系特進・理系特進と文系進学・理系進学の4コースに分かれます。
 
 
香蘭女学校中等科・高等科
 
キリスト教に基づいた教育を行っており、生徒の人格を尊重しています。知育教育に片寄せず、生活指導や情操教育に力を注いでいて、先生は中高どちらの授業も担当する完全な中高一貫教育の形をとっています。
 
立教大学に推薦があるため、人気校となっています。大学受験を考えたときには、香蘭だけの勉強では難しいかもしれないので、香蘭の勉強に加え、プラスアルファの勉強を自主的に行っていくことが必要でしょう。
 
立教大学へ進めるのは、毎年上位80名ほどです。香蘭は、立教大学への推薦入学を目指している生徒が多く、普段から生徒間の競争は激しいと言えます。周りもかなり勉強をしているので、積極的に勉強に取り組むようにしてください。
 
 
国士舘中学・高校
 
「誠意」「勤労」「見識」「気魄」を建学の精神とし、「目先ではない真の心づくり」を目指しており、武道や書道を取り入れ、学力だけでなく礼儀作法、道徳感を養っています。
 
国士舘では、授業の遅れなどに対し、徹底した補習を行っているので、授業での遅れや理解不足な単元は、この補習を利用して解決するようにしてください。
日常生活に問題がなければ、全員高校へ進学ができますが、一般入試も受けます。高2から文系、理系のコース別に分かれます。
 
 
駒場東邦中学・高校
 
男子御三家に肩を並べる難関校です。高校募集を行わない完全一貫教育です。授業の面では、英・数で行われている少人数分割授業などに象徴されるように、面倒見のよさに定評があります。
 
各教科とも、オリジナルプリントなど教科書以外のものを使用する、ハイレベルな授業内容となっています。駒場東邦のカリキュラムにぴったり合った学習を進めていくことが重要となってきます。

定期テストの点数はもちろんのことですが、提出物も成績に反映されるので、定期テストの点を取るだけでなく、提出物の管理もしっかり行っていきましょう。
 
 
実践女子学園中学・高校
 
生徒一人ひとりの個性を伸ばしつつ、豊かな人間味のある人材育成を目指しています。中高一貫のメリットを生かしたカリキュラム編成で、中学では学力の基礎を固め、高校ではゆとりある受験対策を行います。

ゆとりあるカリキュラムなので、宿題をこなすだけではなく、プラスアルファの学習を、自ら見つけていく姿勢が大切です。家庭学習の習慣を早くつけると成績を伸ばせます。
 
日常生活に問題がなく、在学中に一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。ただし、一般の入学試験を受けることも必要です。高校には、特進、英語、文理、普通の4コースを設置しています。
 
 
品川女子学院中等部・高等部
 
28プロジェクトとして、28歳になったときに社会で活躍している女性を育てることを目指し、英会話の授業は全学年2分割となっています。
 
品川女子学院では、毎日の課題が多く、小テストや提出物もあり、全て着実にこなすことができれば、相当な実力を養うことができます。試験ごとに偏差値や順位も出され、英・数が得意な生徒のために強化講習なども数多くあります。
 
日常生活に問題がなければ、希望者全員が高校へ進学できます。国公立大に対応した総合力を重視したカリキュラムを編成しています。高2で文系・理系に分かれ、高校教育課程をほぼ修了します。
 
 
芝浦工大中学・高校
 
「敬愛の誠心」「正義につく勇気」「自立の精神」を校訓としています。想像力と分別のある人間を育てることを目指し、発達段階を見極めた体系的なカリキュラムに特徴があります。
 
全員が推薦で附属の大学へ上がれる制度ではないので、芝浦工業大へ進むためには、上位の成績をキープしていることが必要です。授業のレベルが高く、ついていくのが大変ですが、毎日の予習・復習を欠かさず行えば大丈夫でしょう。
 
日常生活に問題がなく、在学中一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。高2から芝浦工業大学推薦希望クラスと他大学進学希望クラスに分かれます。
 
 
修徳学園中学・高校
 
「徳育・知育・体育」を教育目標に掲げ、心身のバランスがとれた教育を実践しています。中学では、大学合格の実現を可能にする「特進クラス」と、大学を視野に入れつつ基礎学力を重点的に身につける「普通クラス」に分かれます。
 
授業だけでは、大学受験を考えた場合、十分ではないので、自主的に学習を進める姿勢を養いたいものです。毎日の予習・復習を行うとともに、大学受験対策にも早い段階で取り組むようにしてください。
 
中学で一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。
 
 
淑徳中学校・高校
 
仏教の心を現代に生かす三つの柱LIFE」「LOVE」「LIBERTY」を教育の基本方針に掲げていて、「スーパー特進(東大)コース」と「特進コース」を編成しています。
 
「スーパー特進(東大)コース」では、毎日のテストや年間45日以上のゼミ・講習が行われ、授業もハイレベルです。学習習慣を早くにつけておかないと、消化不良になるケースもあるようです。
 
日常生活に問題がなく、在学中に一定以上の成績(10段階評価で6.5以上)をとれば、全員高校へ進学ができます。高校2年から、英文類型・理数類型に分かれ、細かな進路指導を実施しています。
 
 
淑徳巣鴨中学・高校
 
大乗仏教の精神「感恩奉仕」を基盤として、仏教教員・英語教育・進学教育を行っています。国公立難関私立大学への進学を目指す「特進選抜コース」と、私立大学への進学を目指す「総合進学コース」に分かれています。

淑徳巣鴨の授業はそれほど進度が速いわけではありませんが、自学自習の習慣は早い段階でつけると、将来の大学受験のために良いでしょう。
 
中学で一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができますが、内部試験があります。
 
 
松陰中学・高校
 
「知行合一」を建学の精神にしていて、高い学力、人間教育、国際性を重視した教育を行っています。
 
受験体制・フォロー体制の整った学校ですが、学校の勉強だけで一般入試で大学合格を目指すのはなかなか大変でしょう。学校の進度に合わせながらも、受験対策はしっかりと自主的に進められるようにして下さい。
 
日常生活に問題がなければ、全員高校へ進学ができます。高2から進路別に文系・理系の各コースに分かれます。高3になると、志望別、習熟度別の授業を実施しています。
 
 
昭和女子大附属昭和中学・高校
 
学園の目標に「世の光となろう」を掲げ、「清き気品」「篤き至誠」「高き職見」を備えた全人教育を目指しています。
 
宿題が非常に多く、単純に問題集を解くというだけでなく、研究や短歌を作るなど、時間のかかる宿題も出ます。宿題をこなすことに一生懸命になってしまい、既習単元の復習まで手をつけられず、苦労されているお子さんも多いです。
 
日常生活に問題がなく、中学を卒業できれば、全員高校へ進学ができます。系列大学への進学権利を持ったまま、他大学を受験することもできます。
 
 
女子聖学院中学・高校
 
キリスト教プロテスタントの精神に基づき、「神を仰ぎ、人に仕う」という理念を校訓に掲げています。毎朝の礼拝や週1時間の聖書の授業、ボランティア活動などを通して、この理念に基づいた人間教育に努めています。
 
女子聖学院で成績を上げるためには、分からないことを残さないように、ひとつひとつの単元を着実に理解していくことが重要です。早いうちから、自分なりの勉強方法を確立し、勉強を習慣化させていきましょう。
 
日常生活に問題がない場合、希望すれば全生徒が高校に進学できます。高校では2年から文系・理系のクラスに分かれます。希望すれば、聖学院大学へ推薦入学が可能です。
 
 
白百合学園中学・高校
 
キリスト教精神に基づいた教育を行っています。毎日の朝礼・終礼、週1時間の宗教授業など、学園生活のさまざまな場面でカトリックの教えに触れることができます。どの教科も、上位の大学受験に対応できるハイレベルな授業が展開されます。
 
中1から塾通いを始めるお子さんの割合が高い学校なので、周囲と差をつけられないためにも、気を抜かずに勉強していく必要があります。英語はプログレス21を使用し、試験では和訳・英訳・文法事項をきちんと理解しているか問われます。
 
数学は「一貫数学」というZ会出版の教科書・問題集を使用していますが、先生によってはプリント中心の授業になることもあり、授業によっては教科書に「体系数学」を使う場合もあります。授業進度は速いので、予習が必須です。
 
 
杉並学院中学・高校
 
「自立・成楽」を掲げ、精神的な成長を人生の目標とする青年を育てます。生徒一人ひとりの可能性を引き出し、伸ばす教育を目指しています。
 
分からない教科を作らないための「質問デー」が設置されています。分からない問題や苦手単元が出来てしまったら、早い段階で「質問デー」を使って解決しておきましょう。その都度、苦手を解消することが成績をあげていくポイントです。
 
日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2から私立大受験型・国公立大受験型、さらに文系・理数系に分かれます。
 
 
聖学院中学・高校
 
キリスト教プロテスタントの精神に基づく人間教育と英語教育・国際教育に軸をおき、豊な人間性と倫理観、高い国際性を備えた人材の育成を目指しています。
 
聖学院はどの科目も進度が速く、プリントや問題集も多用しているので、予習は欠かせません。分からないまま進んでいくと、まったく授業が理解できなくなるので、理解があいまいな部分は、その都度解消していくことが大切です。
 
日常生活に問題がない限り、卒業できれば系列高校へ希望者全員が進学できます。高校2年から文系・理系のクラスに分かれます。
 
 
成城学園中学・高校
 
創立時から、自主自律をモットーとする生活指導を行い、生徒の自主性と判断力を尊重しています。
多くの教科で20人の少人数授業を実施しており、クラス替えは3年間なく、各クラス2名の担任を置いています。高2から選択科目が多なり、英語や演習系の授業を中心に少人数制授業を行い、大学受験に備えます。成城大学へは約7割が推薦入学します。
 
成績は絶対評価の10段階評価で、学年末の総合成績のみ5段階評価です。成城大学に上がるには、学年末の成績で平均2.6以上が必要になってきます。
 
 
聖心女子学院中等科・高等科
 
一人ひとりが神の愛を受けた、かけがえのない存在であることを知り、よりよい社会を築くことに貢献する賢明な女性の育成を目指しています。「魂を育てる」「知性を磨く」「実行力を養う」を教育方針としています。
 
他大学受験を目指す生徒向けのクラスやコースがあるわけではないので、一般入試での合格を目指す場合には、学校の勉強だけでは不十分です。勉強のリズムがつかめてきたら、大学受験対策にも積極的に取り組んで行きましょう。
 
日常生活に問題がなく、在学中に一定以上の成績をとれば、全員が高校へ進学ができます。
 
 
星美学園中学・高校
 
キリスト教の価値観に基づく教育理念を掲げていて、社会の形成者として自主的精神と責任感に満ちた、心身ともに健全で誠実な人格を育成することを目的としています。

学校の授業に加えて、多くのテストがあるので、自分の学習ペースを保って計画的に進めていかないと大変です。定期試験・小テストの対策を毎日の学習の中心に据えて、成績を伸ばしていきましょう。
 
日常の基本生活に問題がなく、一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。高1ら、私立大対応の「T類」と国公立大難関私立大対応の「U類」の類型別クラスに分かれます。
 
 
成立学園中学・高校
 
成立学園では、「英語教育」と「初年度教育」を重視しています。
 
定期試験前には復習授業も実施しているので、復習授業には主体的に参加するようにしてみてください。

進路目標によって5つのコースが設定されており、大学受験対策も学校がリードしてくれます。まずは成立学園の授業にしっかりついて行くことを目標に、計画的に家庭学習を進めていってみて下さい。
 
 
世田谷学園中学・高校
 
何事にも一生懸命に取り組み思いやりを持つ「仏教・禅の精神に基づいた人間づくり」を教育目標に置いている学校です。大学合格実績が伸びていて人気が上がっています。
 
世田谷学園ではスピーディーでハイレベルな授業が展開されているので、成績を上げるためには、学校のカリキュラムに沿って自主的・計画的に学習を行っていくことが重要です。
 
日常生活に問題がない限り、希望者全員が高校に進学できます。高2から文系・理系に分かれます。
 
 
滝野川女子中学・高校
 
高い知性と豊かな個性を養い、心身ともに健康で真に社会に貢献できる女性を育成することを建学の精神としています。
 
大学の上位校を目指す場合、滝野川の授業だけでは難しいので、授業で使用している教材を中心に予習・復習を行い、早い段階で学習スタイルを確立するようにしてください。
学力と学校生活全般に問題がなければ、ほぼ全員が高校へ進学ができます。国公立・難関私大を目指す「特進選抜」、国公立・中堅私大を目指す「特進」、基礎学力の充実を図り4年制大・短大・専門学校を目指す「進学」の3コースに分かれます。
 
 
多摩大学目黒中学・高校
 
「実際性」「学際性」「国際性」を柱に一貫教育を実践しています。「個性の育成」に全力を注ぎ、少人数のクラス編成を徹底していて、特進クラスと進学クラスを設置しています。
 
多摩大目黒では、毎日2時間分の宿題が学習習慣定着のために出されます。宿題に追われてしまって他の勉強が出来なくなってしまわないようにしましょう。
 
日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2から、国立(特進)、文系、理系の3コースに分かれます。
 
 
筑波大学附属駒場中学・高校
 
「自由の駒場」といわれ、自由でのびのびとした校風が特色です。トップリーダーを育てる教育の実験校で。理数系教育の充実のため、スーパーサイエンススクールに指定されています。
 
筑駒では宿題がない代わりにレポート課題が多く出されるのが特徴で、思考力と深い知識力が問われます。あいまいな理解ではレポート課題をクリアするのは、難しいことなので、あやふやな単元・分野を作らないよう、学習していくことが必要です。
 
筑駒の学生は、東大か医学部を受けるのがほとんどです。東大合格実績は卒業者の半数を超えています。原則として、希望者全員が高校へ進学できますが、入学試験があります。
 
 
帝京中学・高校
 
校訓に「正直・礼儀を重んずる」を掲げ、心身ともに健全で責任感のある生徒を育成しています。中2までに中学課程を学習し、中3から高校課程のカリキュラムに入ります。
 
帝京では、英語教育に力を入れており、中1から「英文法」「英読解」「英会話(オーラルコミュニケーション)」等の授業を受けます。授業内容を十分理解できるよう、サポート体制が整っているので、日頃から家庭学習を計画的に進めていきましょう。
 
日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。「文理」「理数」「インターナショナル」などのコースがあります。文理コースは高2から、文系・理系のクラスに分かれ、国公立・難関私大を目指し、理数コースは、医歯薬系大学を目指します。
 
 
田園調布学園中学・高校
 
わがままな心を捨て、目標に向かって努力を続けるという意味の「捨我精進」を建学の精神として掲げています。毎日朝礼があり、生徒全員が黙想します。
 
授業についていけなくなると、学校側が強制補習で対応してくれますが、それだけでは不十分です。毎日出される大量の宿題を、要領よくスピーディにこなせるように努力してみてください。
 
中学での成績が一定の基準をクリアできれば、全員高校へ進学できます。高2から、文系・理系に分かれます。
 
 
戸板中学・戸板女子高校
 
「知好楽」を校訓とし、「至誠貫徹」を建学の精神として受け継いでいる学校で、真に自立する女性の育成を目指しています。「茶道」「華道」「マナー」の授業は、中1で必修となっています。
 
毎日の宿題量は1時間から1時間半で終わる内容なので、学習ペースを確立してしまえば、宿題は負担を感じることなくこなしていけるはずです。
 
日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2から「特進クラス」「総進クラス」に分かれます。
 
 
東京学芸大学附属竹早中学・東京学芸大学附属高校
 
自ら課題を見つけ、考え、解決できる生徒の育成を目指しています。教育の理論と実践に関する研究、公開活動および学生の教育実習を行っています。

この学校は進学を目的とする学校ではないので、高校受験・大学受験に照準を合わせた授業はありません。そのため、竹早中学では内部進学を目指していたとしても、受験勉強のために通塾するお子さんが多いです。さらに、高校へ進めたとしても、大学受験をする必要があるので、独自に大学受験対策を進めていく必要があります。
 
東京学芸大学附属高校への進学は、在学中の成績と内部進学試験によります。
 
 
東京女子学院中学・高校
 
「感性教育」と「知性教育」を実践し、社会で活躍できる「品格ある女性」の育成を目指しています。
 
英語教育に力を入れており、テキストは「英語を英語で学ぶ」という基本コンセプトに基づき、英語のみで書かれたものを使用していて、宿題や日記もすべて英語です。高校になると、教科書レベルを超えた応用問題もテストに出るようになります。
 
中学を卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、一般入試も受けます。
 
 
東京成徳大学中学・高校
 
「成徳=徳を成す」べき人間の育成を建学の精神に掲げており、人格の完成を目指す教育を理想としています。国公立・難関私立大への進学を目指しています。
 
習熟度別のクラス編成になっていて、中間・期末テストや実力テストなどで、年に4回入れ替えを行っています。なるべく上のクラスに入るためにも、定期テストだけでなく、実力テストも対策していきましょう。
 
在学中に英語と数学で一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学できます。
 
 
東京都市大学附属中学・高校
 
「誠実、遵法、自主、協調」を校訓としています。自由な校風で、生徒の自主性を尊重しています。精神的・肉体的に強い能動的人間の育成を目指しています。
 
理工系進学者が多く理数系教育が充実していますが、近頃は国語教育にも力を入れており、プレゼンテーション授業で表現力も磨けます。
 
中学で一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。高2から文系・理系に分かれ、習熟度別クラスになります。高校での成績が一定の基準に達していれば、東京都市大学へ推薦入学の資格を持ちつつ、他大学の受験も可能となります。
 
トキワ松学園中学・高校
 
「確かな知性・豊かなこころ・健康なからだ」を目指した教育を行っています。
 
英語・数学・理科では習熟度別授業を行っています。中3からは特進・進学のクラス分けをし、各進路に向けて学力を伸ばします。
 
日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2から文系特進・文系進学・理系・美術の4コースに分かれます。
 
 
獨協中学・高校
 
「豊かな人間性を育む」「体験を重視する」「論理的な思考力を育む」を教育の柱としています。芸術鑑賞などを通して、情操教育も育みます。
 
獨協の授業では、独自教材を使用するものが多いといえます。宿題量が多く、自分の学習ペースを作っていかないと、宿題をこなすだけの毎日になりまねません。そのため、入学したばかりのお子さんの中には、四苦八苦する子がいるようです。まずは学校のカリキュラムに慣れることが何より重要です。
 
30点以下は赤点になります。平均点と関係なく赤点になるので気をつけましょう。
 
 
新渡戸文化中学・高校
 
新渡戸イズムを継承し、「凛(りん)格(かく)」のある女性を育成することを建学の精神としています。

基礎力の充実と学習習慣を身につけることに重点を置いていて、躾とマナー、心の教育も行っています。また、英・数・国の主要3教科に関しては、個人的に補習を行っていて、、生徒の学力伸長に努めています。

こうした補習には積極的に参加し、自分の苦手の穴埋めに役立てましょう。また、学校のカリキュラムに合わせて、予習・復習を継続して行うことも大切です。
 
 
日本大学第二中学・高校
 
「信頼敬愛・自主共同・熱誠努力」を校訓に掲げています。知育・体育・徳育のバランスのとれた人間育成を目標としています。
 
日大に進むのは約4割で、約6割の生徒は他大学進学を目指しています。そのため、高校は他大学進学を視野に入れたコース制になります。
 
日大進学を目指す場合でも、エスカレーター式に進めるわけではなく、高校3年間の平均評定は3.5以上必要なので、日頃から家庭学習を計画的に進めておく必要があります。
 
 
日大豊山女子中学・高校
 
心身ともに健康で思いやりのある生徒の育成を目指している学校です。大学までの10カ年を見据えた一貫教育を展開しています。
 
約半分の生徒は他大学へと進学するので、付属校でありながらも大学受験も視野に入れた指導がされています。しかし、学校の勉強だけでは不十分になりがちなので、他大学受験をする場合は、早めに対策をしていった方が良いでしょう。
 
中学を卒業できれば、希望者全員が高校へ進学できます。(理数科への進学は、推薦・一般入試を受験し合格しなければなりません。) 
 
 
日本学園中学・高校
 
歴史は古く、教育は新しくをモットーとし、「生徒の個性を尊重する」ことを学校の伝統としています。
 
日学では、毎朝5分間のテストを行っていて、前日の授業内容の復習ができるようになっています。できなかった部分は、帰りの補習で満点が取れるようになるまで、繰り返しテストを受けることになるので、授業で習ったことはその日のうちに、きちんと復習するようにしましょう。
 
日常生活や学習状況に問題がなければ、全員高校へ進学ができます。高校では、「特別進学コース」「総合進学コース」「スポーツコース」の3つのコースに分かれます。
 
 
日出中学・高校
 
「しなやかな強さを持ち自立した人間を育てる」ことを教育理念とし、個人尊重、個性重視であるため、校則が緩やかです。一方で、他人尊重、規律遵守のため、生活指導は厳しい学校です。
 
中学では、基礎学力を定着させることを重視し、フォロー体制も整っています。中2から習熟度別授業と放課後ゼミがあります
 
推薦入試を受験して基準点に達していれば、全員高校へ進学ができます。高校の「総合コース」では、「応用発展クラス」、「実力養成クラス」、「基礎充実クラス」に分かれます。
 
 
富士見中学・高校
 
校訓に「純真・勤勉・着実」を掲げており、国際社会・情報社会に対応できる女性の育成を目指しています。
 
富士見では、主要5教科の授業時間数を多めに確保し、授業ではオリジナルテキストを使用しています。英語教育に定評があり、大学受験だけでなく、「生きた英語」の修得を目指しています。英会話の授業があり、チームティーチングを行っています。
 
日常生活に問題がなく、在学中に一定以上の成績をとっていれば、全員高校へ進学ができます。高1から文系・理系コースに分かれます。
 
 
雙葉中学・高校
 
女子御三家の一角であり、中学受験の最難関校の一つです。
 
上の学年に進学するにつれて内容・進度ともにハイレベルな授業になっていき、宿題も多くなります。お子さんにかかる負担も大きくなっていきますので、お子さんに合った勉強法を確立してあげることが大切です。計画的に勉強を進めるようにしていきましょう。
 
生活態度に問題がなく、一定以上の成績を取ることができれば、全員が高校に進学できます。外国語授業に力を入れていて、外国人教師による少人数制の英語の授業が行われ、中学3年生になるとフランス語も学びます。
 
 
文教大付属中学・高校
 
幼稚園から大学まで一貫教育の学校です。「人間愛」を校訓とし、「思いやる心を育てる」「一人ひとりの個性を生かす」「視野を広め、探究心を養う」の3つを柱とした教育を行っています。

文教大付属はとても丁寧に勉強を見てくれるので、積極的に質問に行き、予習・復習をきっちり行えば、成績を上げることはそれほど難しくありません。しかし、学校の勉強だけでは、一般入試での大学進学は大変になるので、プラスアルファの学習を進めていってください。
 
在学中一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。高2から文系コース・理系コースに分かれ、それぞれ「特別進学クラス」と「総合進学クラス」に分かれます。
 
 
宝仙学園共学部(理数インター)中学・高校
 
宝仙学園には、2007年に共学部(理数インター)が設置されました。理数インターでは、「コミュニケーション能力育成のための英語教育を重視し「国際人」を育成すること」、「仏教精神の伝統を生かし『豊かな人格』を育成すること」、「理数的な素養を重視し、論理的な思考力や洞察力を有する『高い学力』を身につけること」の3つを、教育の柱としています。
 
授業はヘイレベルなので、効率良く勉強を進めていかないと、学校での課題をこなすのは困難でしょう。

理数インターのカリキュラムを熟知した上で、カリキュラムに合わせた対策をしていくことが成績アップにつながります。高校へは全員が進学ができます。
 
 
本郷中学・高校
 
人気の出ている進学校で、最近では早稲田・慶應などの難関大学への合格者数を伸ばしています。
 
英語や漢字の小テストでは、合格点がとれるまで繰り返し指導を受けます。他にも放課後の補習や夏休み中の講習などがあります。自宅学習を計画的に行うことが成績アップのポイントです。
 
高校へは、日常生活に問題がなく、内部の規定を満たしていれば進学することができます。
 
 
武蔵中学・高校
 
中学受験の男子御三家の一角として有名な進学校です。毎年、難関国公立大へ安定した実績を残しています。校風は、極めて自由で、制服や禁止事項はほとんどありません。
 
授業は、入試問題の傾向にも表れているように、自学自習をモットーにしています。生徒の自発性を大切にしている分、成績が伸び悩んでしまっている生徒さんは、勉強の仕方が分からないという特徴が多くみられます。
 
高校へは、希望者全員が進学することができます。高校2年生になると、文系・理系のコースに分かれます。
 
 
目黒学院中学・高校
 
「知育・徳育・体育」を三位一体とした調和のとれた教育を行っています。自主的・積極的に学ぶ心と、生徒一人一人の個性を育むことに力を注いでいます。
 
目黒学院では、補習・講座で勉強をしっかり見てくれますが、それだけでは十分に穴埋めが出来ない場合、早い段階で克服していくようにしてください。
 
基本生活に問題がなく、卒業できれば、希望者全員が進学できます。文系・理系の選択は高校3年生からです。
 
 
目白研心中学・高校
 
「主・師・親」を建学の精神に掲げ、校訓「誠実・敬愛・感謝」を基に、「確かな学力と高い進学目標の実現・理数力の向上・表現力と語学力の向上」を目指しています。「英語の目白」の伝統があります。
 
独自に開発した英語学習プログラムACE)により体験型学習を行っています。語彙力増強のための朝テスト、受験学力を養う放課後講習も毎週行っています。朝テストで点数がとれるように学習し、語彙力をアップさせていきましょう。
 
中学を卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、研究論文の提出が必須です。高校では、国公立大・難関私立大を目指す「特進クラス」と、自分の進路に合わせた科目選択が可能な「選抜クラス」に分かれます。
 
 
安田学園中学・高校
 
安田学園では、基礎学力の定着を図る「教わる学校」と、自分の頭で考え判断し、表現する「考える学校」を展開しています。生徒の個性や自主性を尊重した指導を行っています。
 
英数国は、個人によって理解度に大きな差が生じるため、中3から科目単位での「習熟度別授業」を行っています。このため、生徒一人ひとりの理解度に合った丁寧な学習指導が可能になっています。
 
原則全員が高校へ進学します。転科も可能ですが、相談が必要です。普通科は、国公立大・難関私立大合格を目指す「特進コース」、上位私立大学合格を目指す「進学選抜コース」、中堅私立大進学を目指す「総合進学コース」に分かれます。
 
 
立教池袋中学・高校
 
一貫教育の強みを生かして、きめ細かで丁寧な教育に取り組んでいます。1週間に2時間は宗教の時間があり、聖書の時間が設けられています。保護者の方が立教出身のOB、OGであることが多いのも特徴です。
 
立教大学と連携し、生きた英語力の育成を図っています。その他の教科では個々の生徒の進度に応じた個別指導、ノートやレポートによるきめ細かな指導も実施しています。
 
成績で不合格評価が2つ以上あると、高校進学は厳しくなります。高校卒業後には、ほぼすべての生徒が立教大学へ進学できます。
 
 
立正中学・高校
 
日蓮聖人の教えを建学の精神とする、仏教主義の学校です。「行学の二道」、つまり、学んだこと(学)を、行動で示すこと(行)のできる生徒を育てることを教育目標にしています。
 
立正での成績を上げるには、基礎をしっかり固めることです。その上で、たくさんの演習を積み、応用力を養うようにしてください。学校で配布されている教材を中心に、繰り返し解きなおすことをお勧めします。
 
日常生活に問題がない限り、全員高校へ進学ができます。進学の可否には関係なく、一般の入学試験も受ける必要があります。高2から、文系・理系コースに分かれます。
 
 
早稲田大学高等学院・中学部
 
スーパーサイエンスハイスクールとして高大一貫教育を展開しています。高校のうちに大学の授業を聴講でき、学位も認定されます。さらに、早大生とほぼ同じ特典をもらえるのも特徴です。
 
大学受験がないからと言って、のんびりした学校ではありません。期末に校内統一テストがあり、テストで点が取れないと、留年の可能性があります。早稲田大学への進学は、成績と志望により決まります。

学部選抜として面接があるものの、ほぼ全員が早稲田大学へ進学しています。高2から文系・理系にわかれます。
 
 

 

 

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