神奈川県内の学校別傾向と対策

 

浅野中学・高校

 

勉強・部活に熱心な校風で、キャンパスも広くスポーツ施設が充実しています。進学校なので授業進度は速く宿題も多く、小テストが多く、ほぼ毎回小テストがあり、合格しないと再テストも行われます。

数学は6年間一貫して、オリジナルテキストを使用し、補助プリント教材が豊富に使用され、補習も盛んに行なわれます。したがって、学校の授業についていくためには、補助プリント教材にも対応していくことが必要です。


浅野の進度・レベルに合わせた適切な学習を日々積み重ね、わからない所を残さないようにすることが成績向上に極めて重要です。在学中、日常の基本的生活に問題がなく、一定の成績をとった者全員が進学できます。高校2年からは文系・理系の2コース、3年からは文系・理系でそれぞれ3コースずつに分かれます。 

 

 

アレセイア湘南中学・高校

 

キリスト教信仰に基づき、「真理はあなたたちを自由にする」にという教育理念を掲げています。

数学は全員が数検を受験し、英語はネイティヴ講師による授業が充実しています。学期ごとに数回プレゼンテーションを行い、総合的な英語力を養います。高校では、特進コースと進学コースに分かれ、特進コースは、大学受験に対応したカリキュラムで、全員が模擬試験必修です。

アレセイアでは小テストが頻繁にあると共に、各種検定試験(漢検、英検)は全員受験なので、効率よく学習を行うことができません。日常の基本的生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。 高2から理系・文系に分かれます。 

 

 

栄光学園中学・高校

 

少人数制の中高一貫教育で、全国でもトップクラスの難関大学合格実績を誇っています。カトリック校ではあるものの、宗教的行事は生徒の意志を重んじて自由参加となっています。独自の英語教育には定評があり、教材は教科書の他、学校の先生が作成するオリジナルプリントなどを使用し、中2〜高2までG-TECの受験が義務づけられています。
 

数学は先取り授業が基本で、演習中心のハイペースな授業の上、解説も少ないので、わからない分野や単元が出てきたら、その場で解決するようにすることが大切です。国語の教材は教師作成のオリジナルプリントを使用していて、市販の問題集ではカバーしきれないので、特別な対策をしていく必要があります。

 

栄光は授業がハイレベルかつハイスピードな上に、宿題も多く出るので、学校生活はかなり忙しいと言えます。1学期・2学期の成績を平均し、60点以下が4つあると内部進学できなくなります。 

 

 

大西学園中学・高校

 

幼稚園から高校までの総合学園で「人間教育」をベースとし、少人数制の習熟度別授業で、基礎学力の充実を図っています。大西学園では、国際社会で通用する英語力を育てるため、英語教育に力を入れていて、ネイティヴ講師による英会話授業もあります。

高校の普通科は基礎学力を養成し、一人ひとりの大学進学をサポートして、通常授業と進学・進路別の補習を組み合わせ、大学受験に対応しています。また、情報科はコンピューターを使った情報処理・簿記・会計・商業技術などを中心に、実学を学びます。

 

各種検定試験の資格取得も目指していて、早朝や放課後の課外講座・夏休みの集中講座などを積極的に利用し、遅れをとらないようにしていきましょう。在学中の成績・生活面で、一定の条件を満たせば、全員進学できます。

 

神奈川大学附属中学・高校

高校での募集がない完全一貫教育で、教育目標に「質実剛健・積極進取・中正堅実」を掲げています。 

成長期(中1・2)は徹底したフォローで基礎学力を養成していて、確認テストで合格点に達しなかった生徒には追試があり、追試でも合格点がとれないと補習が実施されます。
神奈川大学附属では、かなり丁寧に面倒を見てくれます。授業についていけなくなっても、追試・補習に真面目に取り組めば取り戻せますが、自主的にもしっかり学習を進めていかないと、追試・補習ばかりになってしまいます。

日常の基本的生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2から大学進学に合わせた体制になり、高3では、空き時間を利用して個人塾が開かれます。文理のコース編成はありません。 

 

鎌倉女学院中学・高校

 

「知的で洗練された女性エリートの育成」を教育目標とし、それぞれの目指す大学への進学に適した6年の一貫教育を行うことを教育方針としています。与えられるだけの学習ではなく、自主的に自分に合ったものを選び、学ぶ姿勢を大切にしています。

 

鎌女は英語教育に非常に力を入れていて、6年間「プログレス」を使用し、「使える英語を学べる」授業を展開しています。プログレスは非常に難度の高いテキストなので、毎日の予習・復習は必須です。


大学受験の対策はしっかりしているので、鎌女のカリキュラムに沿って勉強し良い成績をキープできれば、学校の勉強だけで合格することも可能です。日常の基本的生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、内部試験も受けます。 

 

 

カリタス女子中学・高校

カナダのケベック・カリタス修道女会によって1961年に設立されたカトリックの学校です。「進路を見つけるのは生徒自身 学校はそれをサポートする」という進路指導を基本としています。

数学は少人数授業で教科書は「体系数学」を使用し、進みが速く、復習が欠かせません。
英語の教科書は「プログレス」で、ハイレベルな教科書ですが、比較的丁寧に授業をしてくれます。理科は「実験・観察」を重視し、社会は通常授業とは別にレポート数が多いので大変です。

 

基本的な生活に問題がなく中学を卒業できれば、全員が高校に進学できます。大学受験に合わせ、高校から「文科(私立文科系大学志望)」「文理(国公立文科系大学志望)」「理数(理数系大学志望)」の3コースに分かれます。 

 

 

関東学院中学・高校

 

「人になれ、奉仕せよ」を校訓として掲げ、社会に奉仕できる豊かな人間の育成を目指しています。関東学院では体験的学習を重視していて、基礎・基本を徹底して学習します。

 

数学は「体系数学」というテキストを使用し、先取りして進みます。授業で習った問題を、しっかり復習することが大切です。関東学院では、他大学進学希望者が多数を占めます。 そのため、難関大学受験を目指す生徒に選抜クラスが設置されています。 

 

日常の基本的生活に問題がなく、在学中に一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができますが、有名大学を目指す生徒は、関東学院のカリキュラムと独自教材に合わせてしっかり対策をして上位の成績をとるようにしていくことが重要です。

 

 

関東学院六浦中学・高校

 

「キリスト教を土台とした人間教育」と「独自の教育プログラムによる教科教育」を教育の2本柱にしています。校訓「人になれ 奉仕せよ」に基づいた指導を行い、無理のない教育システムを採用しています。


進学の目標に合わせた講座があり、大学受験に即応できる応用力を身に付けることを目指しています。関東学院六浦では、成績が下がった場合などにも補習がしっかりしているので、まずは補習を利用しながら、分からない単元を克服していきましょう。


補習を待つような受け身の体制ではなく、カリキュラムに合わせて、積極的に毎日の予習・復習を行うようにしてください。卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2から、国公立・難関台、理系、文系、系列大への各コースが設けられています。

 

 

函嶺白百合中学・高校

 

「従順」「勤勉」「愛徳」を校訓とし、愛の心をもって人類社会に奉仕できる人間を育成することを教育目標とし、「キリスト教に基づく心の教育」「一流国際人の育成」「一人ひとりを大切にする教育」を目指しています。

内進生と高校からの入学生との間には当初は学力差があるので、高校からの入学生には補講を行い、内進生との差を埋めていく対策をとっています。学校だけの対策だけではなく、自主的にも学習を進め、早い段階で内進生に追いつくようにしておきましょう。

 

系列の白百合女子大への推薦制度はあるものの、例年3分の2程度の生徒が他大学受験を目指しています。他大学受験を目指す場合、函嶺白百合学園の勉強だけでは不十分な部分もあるので、自主的に受験対策は進められるようにしてください。全員高校へは、一定以上の成績をとれれば進学できます。 

 

 

慶應義塾普通部・高校

 

普通部のカリキュラムの特徴は、大学生のように自分で考え、自分から積極的に勉強に取り組むという点にあります。自主性を重んじているので、学校側の手厚い補習などは用意されていません。 普通部は中高一貫校ではありませんが、系列の慶應高校に推薦で進学することができます。

慶應高校では、論理的思考、表現力を身につけ、大学へ進学することを目指します。大学受験勉強に煩わされることなく、じっくり学習できることが塾高の魅力の一つですが、希望の学部へ進学するつもりであれば、のんびりしているわけにもいきません。学部の希望は出せますが、最終的には成績順で、どの学部の推薦がもらえるかが決まるからです。

 

慶應大学以外の他大学へ進学する生徒さんはほとんどが医学部志望です。毎年数人が国公私立の医学部に進学しています。 外部受験をする場合、慶應大学への推薦を辞退しなければいけません。 

 

 

慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部

 

慶應義塾の系列校の中で、唯一の中高一貫校です。帰国子女の入学枠を設けるなど英語教育に特に力を入れており、海外の大学でも通用する語学力を身につけることを目標にしています。

授業は他の進学校同様、先取り授業を行っていますが、大学受験を念頭に置いた授業ではないので、授業自体は、そこまで難しいものではありません。宿題も毎日出るわけではなく、授業に出てある程度理解していればある程度の成績は取ることができます。


慶應大学の希望の学部を選定する際には、高校3年間の成績、高校生での実力テストの結果などで評価されます。自由な校風で、生活面でも勉強面でも先生が注意することはあまりありません。 

 

 

相模女子大学中学・高校

 

建学の精神「高潔善美」のもと、「3つの心」英知・誠実・友愛を教育目標にかかげ、中高6年間を3期に分けた習熟度別授業を実施しています。


チューター付自習室に特徴があり、英数の教員が常にいて、いつでも質問できる体勢です。分からない問題があったらそのままにせず、積極的に質問に行くようにしてください。定期試験後には、各学年ともに指名制の補習が行われますが、補習に出なくても良いように自分で対策することが大切です。 


日常の基本的生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。 高3になると、受験準備に特化した校舎に移り、本格的に受験体制に入ります。他大学受験を想定したカリキュラムになっているので、まずは学校の授業についていくようにしていきましょう。国公立大学、早慶上智などの難関私立大学を目指す「特進コース」と相模女子大やG・MARCHなどを目指す「進学コース」が設置されています。

 

 

サレジオ学院中学・高校

 

自由で家庭的な雰囲気の校風で、生徒の主体性を尊重しています。英語はテキストに「プログレス21」を採用し、英会話もの授業もあります成績はほとんどテストだけで評価され、成績不振者には1週間の夏期講習が課されます。また、夏休み明けには実力テストがあります。
しっかりとした学習体制なので、学校の授業にしっかりとついていけさえすれば、MARCHレベルの大学なら、塾に通わずとも合格することが可能です。しかし、授業のレベルが高いので、中学の勉強を怠ると、併設高校に上がれないという厳しい側面を持ちます。分からない分野をそのままにしないようにしましょう。

大学受験では国公立大への合格者を数多く出していますが、早稲田と慶應にも毎年の多数の合格者がいます。

 

 

湘南白百合中学・高校

 

キリスト教に基づく「従順・勤勉・愛徳」を校訓に掲げ、人類社会に貢献できる女性の育成を目標にしています。湘南白百合では英語力を重視していて、生きた英語を身につけることを目標に、ネイティヴスピーカーの先生たちと触れ合いながら英語を学んでいきます。

英語と数学は補習を頻繁に行っているので、分からない単元が多くなる前に、補習に参加して解決しておきましょう。しかし、補習だけをあてにするのではなく、毎日の家庭学習で分からないことをなくしていくことが重要です。

 

1月に内部試験を受け一定以上の成績をとれば、原則として全員高校へ進学できます。文系・理系のクラス分けはなく、選択科目が豊富にあります。英語は、高校3年間ずっと習熟度別授業です。 

 

 

逗子開成中学・高校

 

建学の精神である「開者成務」に則り、新たな時代を開き、社会の中で活躍できる人材の育成を目指しています。逗子開成では、理解力と思考力・表現力のバランスのとれた基礎学力の育成を目指しています。

中学3年間、主要5教科を対象に逗子開成オリジナルの「基礎学力テスト」を行っています。 これは分野の定着度を測るテストで、個人成績表も出ます。この基礎学力テストは、決して易しい内容というわけではないので、きちんと対策をとる必要があります。 

 

日常の基本的生活に問題がなく、在学中に一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。コンピューター教育、映像教育などもあります。高2から文系・理系に分かれます。高3から、私立文系・理系、国公立文系・理系に分かれます。 

 

 

聖光学院中学・高校

 

栄光学園とならんで神奈川県で最難関の男子校です。毎年、東大へ50人前後、早慶クラスへ数百人の合格者を輩出しています。また、医学部合格実績も充実しています。

授業は、先取り授業に加えスピードもかなり速いハイレベルなものになっていて、大学受験の際にも塾が必要ないといわれるほどです。レベルの高い授業ですので、ついていけなくなるとすぐにおいていかれます。成績が悪かった場合には、夏休みなどを利用して指名制の講習もあります。

 

高校へは、一定の成績基準を満たしていれば進学することができます。高校2年から、文系・理系の進路別に分かれますが、特進クラスは設けず、習熟度別の授業も行われません。 

 

 

聖セシリア中学・高校

 

カトリック精神に基づく「信じ希望し愛深く」を心の糧とし、知育・徳育・体育のバランスのとれた教育を目指しています。正しい学習方法と知識の定着を目指し、英語・数学・国語を重点教科とし、特に英語を中心に多くの時間を割り当てています。

 

ノート提出がほぼ毎日あるので、小テストやノート提出に合わせて勉強を進めていけば、自然に復習が行えるようになっています。さらに、聖セシリア女子では補習が充実しています。夏期休業中の講習や勉強合宿は希望制で、主要3教科が対象となります。

日常の基本的生活に問題がなく卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、内部試験はあります。高2から「コース別選択制」になりますが、英数国は、習熟度別授業です。 

 

 

清泉女学院中学・高校

 

キリスト教に基づき、一人ひとりの能力を伸ばし、他者と喜びや痛みを共有できる生徒の育成を目指しています。清泉女学院は、中高一貫教育の利点を生かす効率的なカリキュラム編成になっていて、英語は少人数制の授業で、数学は少人数制習熟度別クラスとなっています。

清泉女学院は、格別に厳しいわけではありませんが、勉強はしっかりさせる学校です。課題、提出物、テストは頻繁に行われ、テストで一定の点数がとれなければ再試や補習があります。成績を上げるためには、日々コツコツと勉強を積み重ねていくことが大切です。


清泉女学院の勉強だけでは、大学受験に対応するのは難しいのが現状で、高2くらいになると、塾や予備校に通い始める生徒も増えてきます。大学受験の対策は、学校だけに頼るのではなく、早い段階で自主的に進めていくようにして下さい。

 

 

聖ヨゼフ中学・高校

 

主体的に人々の幸福のために働くことのできる人を育てることを目指し、聖書の教えに基づいた人間教育を行っています。「よく学び努力する人」「知恵のある人」「いのちを喜び、感謝と奉仕の心を持って生きる人」の育成を教育目標としています。

英語教育重視しており、英語は日常生活において自分の考えを英語で表現できる力まで育成します。聖ヨゼフのカリキュラムについていくことができれば、英語はかなりの力がつくと言えます。授業の難度は高いので、予習・復習を継続して行っていきましょう。

在学中一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。高校から英数国の時間数が多くなり、高2から文系・理系に分かれ、少人数の選択科目制になります。 

 

 

洗足学園中学・高校

 

大学合格実績を伸ばしている人気校です。中学校の段階から大学受験を見据えた指導を行っています。授業は先取りがほとんどで、教科書も難度の高いものが多いです。英語は「プログレス21」を使用し、ハイレベルな授業が展開されています。

洗足学園の成績が伸び悩んでいる生徒さんには、「宿題が消化しきれない」、「宿題の内容が難しすぎる」といった特徴がみられます。小テストも各教科で頻繁に行われるので、定期テストだけでなく、これらのテストで結果を出すことも重要です。

 

高校へは、日常生活に問題がない限り、希望者全員が進学することができます。高校2年生で文系・理系に分かれ、英語と数学は習熟度別の授業になります。

 

 

捜真女学校中学・高校

 

伝統のある横浜のプロテスタント系の学校です。「キリスト教信仰に立って真理を捜し求めつつ、人間形成を行う」ことを建学の精神としています。捜真は、全教科において、基礎学力を重視しています。


伝統の英語教育では独自の教科書を使用していて、外国人教師の英会話授業もレベルが高いと言えるでしょう。捜真では、英語や国語の小テストがほぼ毎日のようにあり、この小テストは、成績にも影響します。

理科では実験のレポート作成が多く、基準レベルに達するまで、何度も再提出が要求されます。言葉使いや文章などのチェックもされます。日常の基本的生活に問題がなく、卒業できれば全員高校へ進学ができます。 

 

 

桐蔭中学・高校

 

「鍛える」「伸ばす」「育てる」をキーワードに、一貫教育で文・武・芸を伸ばす学校です。
男女別学で、人格教育ために礼儀作法などしつけも厳しい学校です。徹底して能力別の授業を行い、高い大学受験の実績をおさめています。 

 

能力別授業なので、一人ひとりの成績に応じて指導が行われます。授業では独自のテキストを使用しており、習熟度別のクラスによってテキストが違います。桐蔭学園のカリキュラムをよく知った上で、自分なりの勉強法を確立したいものです。

クラスにより大学合格率が大いに変わるので、クラス編成が決定される定期テストでは、自分のクラスの上位に入れるよう、対策していくことが必要です。テストが出題される範囲は決まっているので、試験前にはしっかり対策していきましょう。 

 

 

東海大相模中学・高校

 

建学の精神に「若き日に汝の思想を培え、若き日に汝の体躯を養え、若き日に汝の智能を磨け、若き日に汝の希望を星につなげ」を掲げ、大学まで一貫の教育体制を活かし、個性を伸長し人生の基盤をつくることを目標としています。

授業に遅れてしまう生徒が出ないように、各学年とも定期試験において達成度の低い生徒を対象に、追試験や補習を行っています。補習に呼び出されないように、授業についているように予習・復習で学習内容の定着を図るようにしましょう。 

 

一般入試も受けますが、日常生活に問題がなく卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高3から文系・理系に分かれます。 もし他大学を受験する場合は、学校の授業の他に対策が必要になります。

 

 

桐光学園中学・高校

 

東大・東工大などの難関国公立大や早慶上智に多くの合格者を輩出している進学校です。男女別々に授業が行われ、中学生から英語と数学の習熟度別の授業を行っていることに特徴があります。

クラスが違うと授業でやる内容が全く異なり、定期テストの内容も違うものになります。 

高校生になると、1年生からAクラスとSAクラス(特進クラス)に分かれます。大学受験を考えれば、できるだけSAクラスに入っておいた方が良いでしょう。上位に入っていないと、早慶以上の大学合格は難しいかもしれません。
 

英語と数学は、レベル別に3クラスに分けられ、クラスは、年4回ある定期テストと、平常点で決まります。クラスが上がるには、定期テストでかなり上位に入らなければなりません。計画的な勉強が必要になります。

 

 

日本女子大中学・高校

 

日本女子では、「学習活動」と「自治活動」の2つを教育の柱として掲げ、生徒全員が学芸部、生活部、体育部、経理部のいずれかに所属しています。日本女子では生徒の理解力と創造性を養うために、各教科で少人数制指導を行っています。

 

中学生の間は宿題の量が多いのが特徴となっています。たくさんの宿題をこなせるよう、計画的に学習を進めるようにしてください。日本女子大では、ほとんどの生徒が外部受験はせず、日本女子大へ進学します。ただ、希望の学部には一定の成績がないと進めないので、早くから対策に取り組むようにしてください。 

大学まで内部進学が多いので、高校になっても文系・理系の区別がないカリキュラムとなっています。3年まで全員が数学・理科さらに古典が必修です。バランスの取れた知識と教養を身につけることができるでしょう。 

 

 

日本大学(日吉)中学・高校

 

日本大学の「自主創造」の教育理念のもと、校訓「情熱と真心」を掲げています。中学では教科内容の確実な理解と実力の完成を目指しています。 

日大日吉では、生徒全員に「進路ノート」を持たせ、進路に関する自己目標の他、定期テストをはじめ各種の実力テスト等の結果も記入させています。常に「進路ノート」を確認させることで 学習に対する動機づけを目指しています。

日常の基本的生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。2011年度より、高校に特進クラスが設置され、国公立・難関私立大学受験の指導が行われています。 

 

 

日本大学藤沢中学・高校

 

「基礎学力の向上」「しつけ教育」「教材以外の特別活動の奨励」の3つに重点を置いて、教育を行っています。「健康・有為・品格」を校訓に掲げ、日本大学の創立精神に基づき心身共に健全で社会に役立つ人材を育成している学校です。

英語と数学は、習熟度別授業を実施しています。中高一貫のメリットを活かし、中学から進学・進路指導を行っていて、大学受験を念頭に置いた授業を行っています。高校では、国公立・難関私立大学受験の指導となっていきます。

日大藤沢では、学校の勉強についていくことが大学受験対策にもつながるので、まずは学校のカリキュラムに合わせて、しっかり予習・復習をしましょう。日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができます。高2から文系・理系のクラスに分かれます。 

 

 

フェリス女学院中学・高校

 

難関国公私立大学へ毎年多くの合格者を輩出している名門の進学校です。系列大学としてフェリス女学院大学がありますが、毎年ほとんどの学生が他の大学へ進学しています。

他の進学校同様、進度が速い先取り授業を行い、「プログレス21」や「体系数学」といったハイレベルな教科書を使用しています。勉強面での面倒見の良さはあまりなにので、できるだけ早いうちから、お子さんに合った勉強法を確立することが必要です。そうしないと部活と勉強の両立で苦労してしまうことでしょう。

高校へは、日常生活に問題がなければ全員進学することができます。日曜日の教会出席を推奨していて、礼拝にかかわる週1時間の聖書と音楽の授業は、中高6年間必修です。 高校3年になると、それぞれの進路に応じた自由度の高い選択制の授業を受けます。 

 

 

法政第二中学・高校

 

法政大学の学風「自由と進歩」を掲げ、人間性豊かな個性を育むことを目標としています。英数国を軸に全教科基礎・基本を定着させる独自のカリキュラムを組んでいます。


「学習習慣の確立」と「基礎学力の定着」を狙いとして、「毎朝一斉学習」を中高で行っていることに特徴があります。また、火曜日の放課後は、「学習の日」として各教科の補習に充てられています。毎日の家庭学習を習慣づければ、成績は維持できるでしょう。

 

在学中に一定以上の成績をとれば、全員高校へ進学ができます。外部の高校を受験する場合も、法政二高への進学権利は維持できます。高3になると、「法政理系」「法政文系」「センター試験」クラスに分かれます。法政大学へは無試験で推薦入学することもできます。 

 

 

森村学園中学・高校

 

「正直・親切・勤勉」を校訓に掲げており、「生徒一人ひとりの強い意志に支えられた高い学力・強い意志・豊かな情操の育成」を目指しています。森村学園では自主的に勉強を行う姿勢を大切にしています。


中学では各教科で相当な学習量を課し、宿題・小テストなど日々の勉強を継続していきやすい環境づくりをしています。また、「家庭学習の記録」をつけさせて、学習習慣を維持できるように工夫をしています。

中学で一定以上の成績(赤点教科が2教科以内であること)があれば、全員高校へ進学ができます。高3になると、細分化した選択科目を受けることができ、これらの演習授業で、確実な学力が養えます。

 

 

山手学院中学・高校

 

「未来への夢をはぐくみ、その夢の実現をたくましくになっていく人」「すなわち世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」の育成を建学の精神としている進学校です。6年一貫のカリキュラムを実施していて、中高の学習指導内容を一部順序を入れ替えて指導しています。

 

山手学院は「現役合格」こだわっており、高校2・3年の2年間はクラスと担任の変わらず、丁寧な進路指導を行います。山手学院の現役合格率はここ数年90%前後なので、まずは学校の授業をしっかりとこなすことが大切です。

 

中学で一定の成績(各教科2以上)をとれば、全員高校へ進学ができます。その条件以外に、高校進学のためには高校入試の受験も必要となります。高2から文系・文数(国公立文系)・理系・理数(国公立理系)の4コース制になります。 

 

 

横浜英和中学・高校

 

キリスト教主義にもとづき、「心を清め、人に仕えよ」を校訓としています。生徒それぞれの個性・能力を十分生かし、社会で活躍できる女性の育成を目標に掲げ、中高一貫教育の独自のカリキュラム編成となっています。


中学では基礎学力の充実を目指していますが、高校の内容を先取りして行う教科もあります。高校では、補講、土曜セミナー、小論文指導やセンター試験解説会などが実施されています。 

大学受験の体制も整った学校なので、まずは学校の授業についていくことが重要です。横浜英和学院のカリキュラムに沿って、予習・復習を継続的に行っていきましょう。中3での到達テストの合格者は全員高校に進学できます。

 

 

横浜共立中学・高校

 

キリスト教の精神に基づき、他者を思いやり、共に高め合うことを目指す女性の育成に努めています。横共の授業はハイレベルかつハイペースなので、家庭でもしっかり自主的に勉強していないと、ついて行くのが大変でしょう。 

高校では大学受験を視野に入れたカリキュラムとなっているので、塾には行く必要がありません。高2・3になると、塾に通う生徒も増えますが、横共の授業をきちんとこなしていれば、早慶への合格は目指せます。

 

日常生活に問題がなく、卒業できれば、全員高校へ進学ができますが、系列高校へ進学する権利を保持したまま、他校の受験はできません。 

 

 

横浜女学院中学・高校

 

「愛と誠」を校訓に掲げ、「キリスト教教育」「共生教育」などを教育理念としています。生徒の学習意欲も高く、進学実績は年々向上しています。

横女では、宿題が多く出ます。全てをこなすのは大変ですが、やらないと部活に出られないため、生徒は懸命に宿題に取り組みます。また、高校では、「受験対策講座」も開講していて、大学受験指導を専門としている講師を招き、横女のカリキュラムと連動して行うというものです。

 

横女では、特進クラス(上位20位くらい)に在籍していれば、大学受験では早慶クラスの合格が有望です。それ以上を狙う場合は、学校の勉強以上の対策が必要になってくるので、自主的に勉強を進めるようにしてください。 

 

 

横浜雙葉中学・高校

 

横浜双葉は、中高6年間の完全一貫校です。英語の教材には「プログレス21」を使用しています。非常にレベルの高い教科書なので、予習・復習をしっかりして独自に対策していくことが必要です。

横浜雙葉のカリキュラムは、大学受験を念頭において組まれているので、授業内容はとてもレベルが高いものとなっています。横浜雙葉の授業についていくことができれば、塾には通わずに大学進学を目指すことができます。ですから、横浜雙葉の授業についていくことが、何より大切です。 

 

試験前にまとめて勉強するよりも、日々少しずつ継続的に勉強することが成績をあげるポイントです。横浜雙葉のカリキュラムを熟知した上で、早めにお子さんなりの学習スタイルを確立できるようにしたいものです。 

 

 

 

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